短距離走選手の爆発的な瞬発力と精密な技術は一般人には想像を絶するものがあると感じます。
スタートの一瞬で最大の加速を生み、トップスピードを維持する力が求めらられ、筋力、神経系の連携、そして無駄のないフォームが勝負を分けます。
わずか数秒のレースのために、何年もの鍛錬を積み、筋肉や関節に負担がかかり苦労します。
0.01秒の違いが勝敗を決める競技。
100m、200m、リレーで大きな戦果を残した福島千里さんはどのような人格で、どのようなトレーニングを実践していたのか簡潔に紐解きたいと思います。
福島千里の筋トレ・トレーニング方法①

陸上競技 短距離走の魅力
- スタートの駆け引き
短距離走ではスタートが勝敗を大きく左右します。
選手はスターティングブロックにセットし、砲号瞬間爆発的なダッシュを繰り出します。
反応速度の速さやスタート直後の加速は見どころの一つです。
- 加速とトップスピードの到達
100m走では、スタート直後の10~30mで選手が一気に加速し、トップスピードに到着します。
この加速のスムーズさ、体の使い方は選手ごとに違いがあり、注目すべき一瞬です。
- トップスピードの維持
特に世界トップレベルの選手は最高速度が時速40kmを超えることもある。
圧倒的な力強さを感じれます。
- 僅差の勝負とゴール前の攻防
短距離走はわずか0.01秒の差で順位が決まる競技。
最後の最後まで目が離せない「一瞬」に心奪われる。
- 選手ごとの個性的な走り方
選手によってスタートダッシュ型や後半型、走り方の特徴が違います。
ウサイン・ボルトのように後半でどんどん伸びるタイプや、カール・ルイスのように流れるような走りを見せる選手など、個々のスタイルを比較しながら見ているのも魅力。
- レース前の緊張感と選手の表情
短距離走はほんの数秒で決着がつくため、選手達の集中力を求められます。
直前の選手達の表情は言葉にできない何かを感じます。
- スタートの駆け引きとフライング
短距離走では、フライング(不正スタート)が命取りになります。
特に100m走では1回のフライングで即失格になるため、選手は絶妙なタイミングを狙ってスタートします。
フライングが出たときの選手の表情や、その後の心理的影響も考察です。
- 200m・400mならではの戦略
100mは純粋なスピード勝負ですが、200mや400mではカーブの走り方やペース配分が重要になります。
200mではカーブをかなりスムーズに走るかがポイントで、最後の直線でどこまでスピードを維持できるかが勝敗を決めます。
- スローモーション映像での解析
レース後に流れるスローモーション映像では、スタートの反応、ストライド(歩幅)、ピッチ(回転数)、フィニッシュの瞬間まで細かく分析できます。
トップ選手は無駄に進むことなく、理想的なフォームを維持しているため、その違いをみえるのは魅力。
- 世界記録や大会記録の更新
短距離走では常に記録が意識され、特に100mや200mでは記録更新の瞬間に観ている全ての人が心躍る。
その瞬間に立ち会えた人達の興奮は計り知れない。
- 勝利後の選手のリアクション
レースが終わった後、勝者の喜びの表情やガッツポーズ、ライバル同士の健闘を見つめ合ったシーンも見どころです。 特にオリンピックや世界陸上のような大舞台では、感極まる選手も多く、スポーツの感動を味わうことができます。

短距離走は「一瞬の芸術」と称されます。
観る者はその「一瞬」に魅了される。
歴史

短距離走(スプリント)は、陸上競技の中でも最も古い競技の一つであり、古代オリンピックから存在する。
古代ギリシャ時代(紀元前776年~)
最初のオリンピック競技として**スタディオン走は約192m(オリンピック競技場の長さ1スタディオン)
を全力で走る選手は裸で競技し、砂の上での競技だった。
近代オリンピック(19世紀後半~)
- 1896年:100m走が正式種目に。
- 1900年(パリ大会):200m走が新たに採用。
- 初期の競技は主に芝生や土のトラックで行われました。
20世紀初頭(手動計の時代)
- 記録はストップウォッチで計測(手動計時)。
- 1928年に写真判定が導入され、タイムの精度が向上。
- 100mの世界記録が10秒台に突入。
1960年代~(技術革新)
- 1968年メキシコシティオリンピック:電動正確な時間計測。
- 100mの世界記録が 9.95秒記録、史上初の9秒台を達成した。
ルール(100m走)

- スタート
- スタートラインにセットし、合図(「On yourmarks」「Set」「ピストル音」)でスタート
- フライング(ピストル音前にスタート)すると失格。
- 走行レーン
- 各選手は決められたレーン内を走行(他のレーンにはみ出すと失格)
- ゴール
- 先にフィニッシュラインを通過した時点でゴール。(胸胴体部分が通過)
- 時間計測
- 電子計測装置や写真判定を使用して正確に順位とタイムを決定。

200m走はカーブがあり、それを攻略することがポイント。
日本記録保持者 福島千里
福島 千里(ふくしま ちさと、1988年6月27日 – )身長165cm 体重50kg
日本の元女子短距離選手で、100m・200mの日本記録保持者。
1988年、北海道出身。高校時代から頭角を現し、2008年に日本選手権100mで初優勝。以降、女子短距離界を牽引し、100m(11.21秒)、200m(22.88秒)の日本記録を樹立。
オリンピックには2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオの3大会連続で出場。 2010年アジア大会では100m・200mの2冠を達成し、日本女子短距離史上初の快挙を見せた。
福島千里の学歴
幕別町立糠内中学校時代からジュニアオリンピックなど全国大会に出場。
北海道帯広南商業高等学校を卒業後、2007年に北海道ハイテクノロジー専門学校(情報システム学科)に進学。
同校の陸上競技部(北海道ハイテクAC)で競技活動に専念。
2009年に卒業後は、そのまま同校の職員となる。
2017年、北海道ハイテクACを退団、北海道ハイテクノロジー専門学校も退職し、同時にプロ活動の開始を宣言 。
所属をファーストトラック株式会社に変更する。
2018年1月11日、セイコーホールディングス本社にて会見、1月1日付で同社に入社、所属社員選手として競技を継続することを発表。
セイコーの籍はそのままで、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科に進学する事が報道された。
福島千里の現在
福島千里さんは、2022年1月の現役引退後、さまざまな活動を通じて陸上競技やスポーツの普及・発展に貢献されています。
順天堂大学での教育・指導
2023年4月1日付で、順天堂大学スポーツ健康科学部の特任助教に就任されました。
同大学大学院を修了後、授業や地域活動を担当し、陸上競技部の短距離ブロックのコーチとして学生の指導にも携わっています。
セイコースマイルアンバサダーとしての活動
引退後、セイコーホールディングス株式会社とアンバサダー契約を結び、「セイコースマイルアンバサダー(スポーツ担当)」として、子どもたちにスポーツの楽しさや感動を伝える「セイコーわくわくスポーツ教室」などの活動を通じて、次世代育成に貢献されています。
チャリティー活動への参加
2023年3月には、一般社団法人CHARITY Xの理事に就任し、アスリートによるチャリティーサービスを行う団体に参加しています。この活動を通じて、陸上界やスポーツ界、さらに社会を応援する力になりたいと考えています。

現役引退後の活動を通じて、福島さんは自身の経験を次世代に伝え
陸上競技やスポーツ全般の発展に尽力されています。
福島千里の年収は?
福島千里さんのスポンサー企業の正確な数は公表されていません。
しかし、現役時代からセイコーホールディングス株式会社と深い関係を築いており、引退後も「セイコースマイルアンバサダー(スポーツ担当)」として活動されています。
また、デンカ株式会社と日本陸上競技連盟が共催する陸上イベントに参加されるなど、他の企業とも協力関係を持っていることが伺えます。
ただし、これらの企業が正式なスポンサーであるかは明らかではありません。
したがって、福島さんのスポンサー企業の具体的な数や詳細については、公開情報が限られているため、正確な情報を提供することは難しい状況です。
主な競技成績と推定賞金
- 2010年 広州アジア大会
- 100m:金メダル
- 200m:金メダル
- 推定賞金:アジア大会の金メダル報奨金は大会や国によって異なりますが、日本オリンピック委員会(JOC)の報奨金制度では、金メダル1つあたり約200万円とされています。
したがって、2つの金メダルで約400万円と推定されます。
- 2014年 仁川アジア大会
- 100m:銀メダル
- 200m:銅メダル
- 推定賞金:銀メダルで約100万円、銅メダルで約50万円と仮定すると、合計で約150万円と推定されます。
これらの大会での推定賞金を合計すると、約550万円となります。
ただし、これは主要な国際大会でのメダル獲得による報奨金のみを考慮したものであり、実際の生涯獲得賞金は、他の大会での成績やスポンサー契約、所属企業からの報奨金などを含めると、さらに増加する可能性があります。
また、福島さんは日本選手権での優勝経験が多数あり(100mで8回、200mで8回)
これらの大会での賞金や報奨金も考慮する必要があります。
しかし、日本選手権の賞金額は公表されておらず、正確な金額は不明です。
主要な国際大会でのメダル獲得による報奨金や国内大会での成績、スポンサー契約などを考慮すると、相当な金額を獲得されていると推測されます。
陸上競技の大会における賞金総額
大会の規模や主催者によって大きく異なりますが、数ある大会の中から一部を紹介。
ダイヤモンドリーグ
概要:世界陸連が主催する年間シリーズで、世界各地で開催されるトップレベルの大会です。
賞金総額:各大会ごとに異なりますが、年間を通じて総額約800万ドル(約12億円)とされています。
世界陸上選手権
概要:世界陸連が主催する2年に一度の大会で、オリンピックと並ぶ権威を持ちます。
賞金総額:大会全体で約730万ドル(約11億円)とされています。
コンチネンタルツアー
概要:ダイヤモンドリーグに次ぐレベルの国際大会シリーズで、ゴールド、シルバー、ブロンズのカテゴリーがあります。
賞金総額:ゴールドカテゴリーの各大会では、総額20万ドル(約3000万円)程度とされています。
オリンピック
概要:4年に一度開催される世界最大のスポーツイベントです。
賞金総額:オリンピック自体には公式な賞金はありませんが、各国のオリンピック委員会やスポンサーからメダリストに対して報奨金が支給されることがあります。

これらの賞金額は大会の規模やスポンサーの支援状況によって変動する可能性があります。
また、選手個人のスポンサー契約やパフォーマンスによっても収入は大きく異なります。
100メートル走で世界一速い人は?

ウサイン・ボルト(Usain St. Leo Bolt 1986年8月21日)は、ジャマイカの元陸上競技短距離選手。
「史上最速の男」と称される。 100m(9.58秒)・200m(19.19秒)の世界記録保持者で。
北京・ロンドン・リオオリンピックで計8個の金メダルを圧倒的なスピードと圧勝する姿が魅力。
トレードマークの「ライトニングポーズ」も有名。
身長195cmの長身にも驚異的な加速力を持ち、世界中を興奮させたレジェンド。
福島千里の筋トレ・トレーニング方法②

様々な筋トレ、トレーニングを日々積み重ねる
日々の継続が偉業への道

さすがは短距離走の選手
動物的強さを感じささせる肉体美
努力の結晶
短距離走に必要な筋トレ(下半身)


スプリントでは爆発的なパワー、スピード、スタートダッシュの強さが重要。
下半身の筋力バランス強化、スタートダッシュ向上。
スクワット

- 足を肩幅よりも少し広めにし、つま先を30°程度外側へ向けて立ちます。両手は前で組みましょう。
- 胸を張った姿勢のまま、股関節と膝を曲げて体を下げていきます。お尻を後ろに突き出すように意識します。
- 太ももが床と平行の位置まで体を下げたら、股関節と膝を伸ばして元の姿勢に戻ります。
- この動作を繰り返します。
ダンベルデッドリフト

- 腰幅程度に足を開いて立ちます。
- 両手にダンベルを持ち、ダンベルをスネや太ももに沿わせながら股関節と膝を曲げ、体を下していきます。
- ダンベルが足首まできたら、スネや太ももに沿わせながら元の姿勢に戻ります。
- この動作を繰り返します。
鍛えられる筋肉・ 太もも 臀部 脊柱起立筋(背中の奥に隠れる縦の長い筋肉)
スプリットスクワット

- 足を腰幅に開いて立ち、両手は腰の上に置く、胸の前で合わせる、やりやすいスタイルで。片脚を後ろに一歩引き、後ろ脚のかかとは床から離れた状態をキープする。この姿勢からスタート。
- 前脚に体重を移動させ、上半身をまっすぐ保ったまま体を下げる。両脚が90度になるまで曲げ、後ろ脚の膝が、床のすぐ上に来るようにする。
- 大臀筋を引き締め、前足に力を入れて最初の姿勢に戻る。脚が完全に伸びた状態にならなくてもOK。体を下げるときは、大臀筋を引き締めることに集中して前脚の膝を押し出し、脚がぐらつかないようにする。これで1回。
- 片側で必要な回数を終えたら、反対側で同じことを繰り返す。
ヒップリフト

- 仰向けに寝ます。膝を90度に曲げて立て、両腕は体の横で床につき支えます。
- 肩・腰・膝が一直線になるように、床からお尻を持ち上げていきます。
- 肩から膝までが一直線になったら、しっかりお尻を締めるように意識したまま、姿勢をキープします。
カーフレイズ

- 腰幅程度に足を開いて立ちます。
- かかとを地面から浮かせ、つま先立ちになります。
- 上げられるところまで上げたら、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
- この動作を繰り返します。
短距離走に必要な筋トレ(コアトレーニング)

クラッププッシュアップ

- フロアプッシュアップの姿勢をとり、カラダを沈め、胸を床ぎりぎりに近づける。
- 次に両手で床を勢いよく押して上半身を高く浮かせる。
- 手を叩いたらすかさず着地。
- カラダをバネのように使い、タイミングよく行うこと。
プランク

- 前腕部と肘を床につけ、うつ伏せになります。前腕部は平行にし、手は軽く握ります。
足は腰幅程度に開き、床につけましょう。 - 膝をまっすぐ伸ばしたまま腰を浮かせます。前腕部とつま先で体を支えます。
- 体を一直線にし、姿勢をキープします。
レッグレイズ

1. 仰向けに横になり、両手を床につける
2. 床に腰をつけた状態で両足を浮かせる
3. 膝を伸ばしたまま両足を持ち上げていく
4. 床につかないくらいまで両足をゆっくり下ろしていく
1~4までを1日10~20回3セット程度を目安に。
サイドプランク

- 横向きになり、手のひらを床につきます。両脚は伸ばして重ねる
- 手のひらと足でカラダを支えるようにして床から浮かせる
- 30秒を目安に姿勢をキープ
- 左右3セットが
※ 正面から見て、頭・肩・腰・膝・踵(かかと)が一直線になるように姿勢を整え、カラダ全体に力を入れて、姿勢を保つようにしましょう。
バックエクステンション

- ヨガマットなどの上にうつ伏せになる
- 両手を顎の下か頭の後ろで組み、足は肩幅程度に開いておく
- 息を吐きながら、ゆっくりと上半身を起き上がらせる
- できるだけ高く上半身を上げたら、そのまま2〜3秒間キープする
- 息を吸いながらゆっくりと元の状態に戻る
タックジャンプ

- 足を腰幅に開いて立つ。
- 膝を軽く曲げ、肩の高さでヒジを曲げ、外に突き出す。
- 真上にジャンプし、ヒザを上げる。
- ヒザを曲げたまま、やさしく着地する。
※その場で高くジャンプして、空中で膝と股関節を折りたたむ。下半身の柔軟性やバランス、瞬発力を鍛える。

地道にトレーニングを積み重ねることで確実に速く走ることができます。
継続は力なり。
アスリートの体を作る食トレ

アスリートは当然トレーニングを頑張ることが必要です。
それと同じくらい「栄養摂取」が重要な意味を持ちます。
ヒトの身体はヒトが食べたものでできています。
主に高いスピードやパワー発揮が必要な陸上競技選手が、パフォーマンスを高める上で必ず押さえておきたい栄養摂取のポイントを紹介していきます。
炭水化物
三大栄養素の一つである「炭水化物」は、大きく分けて「糖質」と「食物繊維」に分けられます。
糖質は激しい運動を行う上で必須のエネルギー源。
糖質は、体内で「グリコーゲン」という物質に変化し、筋肉や肝臓に蓄えられるる。
ヒトの身体では、おおよそ筋肉に1500kcal分、肝臓に500kcal分のグリコーゲンを貯蔵することができるようになっていると研究結果があります(もちろん個体差有り)トレーニングされたアスリートは、このグリコーゲンの貯蔵量が一般人よりも多いと言われています。
また、このグリコーゲンは体内に大容量を貯蔵できない、しかも貯蔵量が減るだけで筋力やパワー、持久性が落ちてしまいます。
なので、試合で高いパフォーマンスを発揮するためにも、より良いトレーニングを行いトレーニング効果を高めるためにも、グリコーゲンの貯蔵量を増やし、維持することが必要。
そのためには糖質の摂取が重要になってきます。
グリコーゲンを不足させない!運動量に見合った糖質摂取が重要!
スプリントトレーニングを行う選手は、体重1㎏あたり最低6g以上の確保は必須。
体重60㎏の人であれば、糖質だけで1500kcal前後の摂取が好ましい。
ごはん100g(小盛り1杯)156kcal、糖質35.6gです。
ごはん150g(中盛り1杯)234kcal、糖質53.4g。
ごはん250g(大盛り1杯)390kcal、糖質89.0gです。 ※(小盛り、中盛り、大盛りの量は目安の量)
ごはん1合は、生のお米で150gで、炊くと約330gになります。この場合のカロリーは515kcal、糖質117.5gです。
※ スプリントトレーニングとは、短時間に全速力で走ることで、筋肉の反応速度や力強さを鍛えるトレーニングです。
陸上競技の短距離種目や、サッカー、野球などのスポーツで効果的に行われます。
タンパク質
タンパク質は筋肉だけでなく、腱や骨、血液などの身体のほぼ全ての組織を作る材料と言っても過言ではありません。 身体を強くし、身体能力の性能を高める上でタンパク質は欠かせない栄養素です。
このタンパク質は、1日体重1kgあたり2g以上は摂るようにしましょう。
※赤身の牛肉100gにおおよそ20gのタンパク質が含まれていると言われています
詳しくはこちらから アミノ酸の種類と働き
運動パフォーマンスを効果的に高めるだけではなく、怪我を防いだり、トレーニングからのリカバリーを促すことにもつながります。
トレーニング後はタンパク質の合成が高まりやすくなっており、プロテインを摂取することで、より筋肉をつきやすくでき、相乗効果を狙えます。 (※諸説有り)
しかし、最も重要なのは1日全体のタンパク質の総摂取量です。
いくらトレーニング直後にプロテインを飲んでいるからといって、全体量が疎かになっていると、肉体能力の向上は見込めません。
脂質
脂質は余分な脂肪の増加につながるので、出来るだけ摂取しないようにした方が良いという考えが多いです。
しかし、脂質の摂取を減らしすぎるとパフォーマンス低下に繋がってしまうこともあります。
脂質は、筋肉の増加に関わる「テストステロン」というホルモンの分泌量に関わっています。
このホルモンのレベルを維持するためにも、ある程度の脂質の摂取は必須。
総摂取カロリーの20%は脂質を摂取することが望ましいと言われています。
体重1kgあたり1gが好ましいです、体重60kgの人で60gです。
※肉類、魚介類、卵類、乳製品、油、ナッツ類、穀類、これらに多く脂質が含まれている。
鯖の切り身100gあたりのカロリーは211kcaです。 たんぱく質は20.6g、脂質は16.8g、炭水化物は0.3g含まれています。
ただ、脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持ち、摂りすぎると体脂肪の増加に繋がります。 普段の摂取量をきちんと把握しコントロールするのが重要です。
福島千里さんは、試合前の食事において特に「炭水化物(糖質)」の摂取を重視されています。
普段はバランスの良い「栄養フルコース型」の食事を心掛けていますが、試合の前日と当日は、エネルギー源として炭水化物を多く含む食事に切り替えています。このような食事法は、体内のエネルギー貯蔵量を増やし、試合中のパフォーマンス向上に寄与します。
特に、短距離選手は大会期間中に複数のレースやウォーミングアップを行うため、エネルギー消費が多くなります。そのため、炭水化物を多く摂取することで、持久力や瞬発力の維持を図っています。管理栄養士のサポートを受け、適切な栄養摂取の重要性を認識し、食事内容を改善したことで、パフォーマンスの向上に繋がったとされています。
これらの取り組みにより、福島さんは試合前の食事でエネルギー補給と集中力の維持を図り、最高のパフォーマンスを発揮されています。
福島千里の筋トレ・トレーニング方法・活躍の秘訣まとめ
福島千里さんが短距離走で圧倒的な強さを誇った理由
① 圧倒的なスタートダッシュ
短距離走ではスタートの加速が勝敗を分けることが多いですが、福島さんは特に「スタートの爆発力」が優れていました。
- 低い姿勢からの加速:スタート時の姿勢が低く、効率的に前へ力を伝えるフォームを持っていました。
- リアクションタイムの速さ:スタートの反応速度が非常に速く、他の選手より一歩先に出ることが多かった。
② 高いスプリント技術とフォーム
福島さんの走りは、日本人離れした伸びやかなフォームが特徴です。
- 腕の振りが大きく、推進力を最大限に活用
- 地面をしっかり押すストライド(歩幅)の確保
- 無駄のない力の使い方で後半の伸びが良い
特に、200mの後半でもスピードを落とさず走り切れるのは、効率的な走り方をしている証拠です
③ 強靭なフィジカルとトレーニング
- 体幹の強さ:速く走るためには、ブレのない体幹が必要ですが、福島さんは強靭な体幹を持っていました。
- ウエイトトレーニングの徹底:短距離選手には筋力が不可欠ですが、福島さんは特に下半身のパワーを鍛えていたことで、爆発的な加速を生み出しました。
④ メンタルの強さ
- 挑戦し続ける姿勢:記録を更新し続けた背景には、「もっと速くなれる」という向上心がありました。
- プレッシャーに強い:日本代表として世界大会に出場する際も、大舞台でしっかり結果を出していました。
⑤ 環境とサポート
- 北海道出身ならではのタフさ:冬の寒さの中でもトレーニングを積み、精神的にも肉体的にも強くなった。
- 良い指導者との出会い:北海道ハイテクACで恩師・恩田コーチの指導を受け、日本のトップスプリンターへと成長。
✅ 爆発的なスタートダッシュ
✅ 無駄のないスプリントフォーム
✅ 徹底したフィジカルトレーニング
✅ 負けないメンタル
✅ 環境と指導者のサポート
これらが組み合わさることで、日本の短距離界をリードする選手になりました。
彼女の努力と技術は、これからの世代にも大きな影響を与えています!
現役引退後の彼女の活動はこれからの日本短距離走の未来を明るくすると確信しています。
これからの福島千里さんの活躍を心から応援し、リスペクトします。
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