日本が誇るドリブルモンスター 三笘薫。
その卓越したテクニックと鋭い突破力で、世界の舞台でも存在感を放ち続けています。
川崎フロンターレでの活躍を経て、現在はイングランド・プレミアリーグのブライトンでプレーし
日本代表としても重要な役割を担う三笘。
彼のフィジカルはどのように作られたのか、活躍の秘訣は何なのか、簡潔にまとめたいと思います。
三笘薫の筋トレ・トレーニング①
サッカー
世界のサッカー人口は約2億6000万人と推定されており、競技人口としてはトップレベルです。
ヨーロッパや南米には名門サッカーチームが多く、スタープレイヤーが数多く誕生していて老若男女を問わず人気は日本人の想像を絶するほど。
サッカーボールひとつのみを使用し、相手のゴールに向かってボールを蹴るというシンプルなルールであることから、小さな子どもから大人まで幅広い人がサッカーを楽しんでいる。
サッカーの歴史

サッカーの歴史は非常に古く、様々な地域や時代を超えて発展してきました。
古代中国(紀元前3世紀ごろ)
「蹴鞠(けまり)」という競技があり、これがサッカーの原型の一つとされています。
古代ギリシャ・ローマ
ギリシャでは「エピスキュロス」、ローマでは「ハルパストゥム」という球技が行われていました。
中世ヨーロッパ
町全体をフィールドにして、村人同士がボールを蹴る「フットボール」が盛んに行われていました。
近代サッカーの誕生(19世紀)
- 1863年イギリ(FA 設置さ、最新のサッカーのルールが制定されました、ラグビーとサッカーが明確広がることになる。アメリカでは「フットボール・アソシエーション(FA)」が設立され、現在のサッカーのルールが制定されました。これにより、ラグビーとサッカーが明確に分かれることになりました。
- 1872年にイングランドとスコットランドの間で、初の国際試合が行われました。
サッカーの世界的な発展(20世紀)
- 1904年に国際サッカー連盟(FIFA)が設立されました。
- 1930年ウルグアイで第1回FIFAワールドカップが開催された。
- 1950年代~ヨーロッパと南米を中心にプロサッカーが発展し、クラブチームの国際大会も始まりました。
現代サッカー(21世紀)
- ワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグなど、世界的な大会がさらに盛り上がっています。
- ヨーロッパのクラブチーム(FCバルセロナ、レアル・マドリード、マンチェスター・シティなど)が世界的な人気を誇っています。
- 技術の進歩により、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)などのテクノロジーが導入され、公平な試合運営が進められています。
日本のサッカー
1873年(明治6年)
イギリス海軍の指導のもと、日本にサッカーが伝わっています。
これが日本におけるサッカーの始まりとされています。
1878年(明治11年)
東京の築地にあった「海軍兵学寮」で、イギリス人教師がサッカーを指導。
1900年代初頭
学校教育の心得として、東京高校等師範学校(現:筑波大学)などでサッカーが受け入れられる。
1921年(大正10年)
「大日本蹴球協会」(現日本サッカー協会・JFA)が設立。
1923年(大正12年)
第1回天皇杯(全日本選手権大会)が開催された。
1930年(昭和5年)
日本代表が初の国際試合(対中国戦)を行った。
1936年(昭和11年)
オリンピックに初出場し、スウェーデンに3-2で逆転勝利(「勝手の奇跡」)。
1950年(昭和25年)
戦後の混乱から復興し、日本サッカー協会(JFA)がFIFAに再加盟。
1956年(昭和31年)
メルボルンオリンピックに出場。
1964年(昭和39年)
東京オリンピックで日本代表がベスト8入り。
1968年(昭和43年)
メキシコシティオリンピックで銅メダル獲得(釜本邦茂が活躍)。
1965年(昭和40年)
日本初の全国リーグ「日本サッカーリーグ(JSL)」が発足。
企業チームを中心に発展。
1980年代
日本代表はワールドカップ出場を目指すも、あと一歩で我慢できない時期が続いている。
1993年のワールドカップ予選では「ドーハの悲劇」(アメリカWアジア杯最終予選で終了間際に失点し出場を逃す)。
1993年(平成5年)
Jリーグ開幕(10クラブが出場)
日本初のプロサッカーリーグとしてスタート、サッカー人気が爆発的に広がる。
ヴェルディ川崎、鹿島アントラーズ、横浜マリノスなど初期の強豪クラブ。
1998年(平成10年)
フランスW杯で日本代表が初出場(3戦全敗)。
2002年(平成14年)
日韓ワールドカップ開催(日本・韓国の共同開催)。
日本はグループリーグを突破し、ベスト16入り。
2010年(平成22年)
南アフリカW杯でベスト16入り。
岡田武史監督のもと、カメルーン・デンマークを破る。
2018年(平成30年)
ロシアW杯で再びベスト16進出。
ベルギー戦では2-0のリードを許すも、逆転負け(「ロストフの悲劇」)。
2022年(令和4年)
カタルW杯でドイツ・スペインを撃破し、ベスト16進出。
史上最強と評価された森保ジャパン。

JリーグはJ1・J2・J3とピラミッド型のリーグに成長します。
ヨーロッパで活躍する日本人選手(久保建英、三笘薫、遠藤航など)が増加。
2026年W杯に向けて、さらなる躍進が期待される。
三笘薫
三笘薫の身体能力
三笘薫(みとま かおる)1997年5月20日 神奈川県川崎市出身
身長 178cm 体重 74kg
スピードと加速力
短距離で一気にトップスピードに乗ることができるため、ディフェンダーを一瞬で置き去りにする能力を持つ。
直線的なスプリントだけでなく、細かいステップを使ったスピード変化が得意。
試合終盤でもスプリントを繰り返せるスタミナがある。
俊敏性
ドリブル中に急激な方向転換をしてもバランスを崩さない。
相手DFの重心移動を見極め、逆を突くフェイントが得意。
ストップ&ゴーの動作が滑らかで、ギアチェンジがスムーズ。
体幹の強さ
体幹がしっかりしており、倒れずにプレーを続けることができる。
低重心でボールをキープしやすい。
相手のプレスを受けながらもバランスを崩さないドリブルが可能。
跳躍力
ヘディングの競り合いでも負けないジャンプ力。
片足でのジャンプも強く、空中でのボディコントロールが上手い。
持久力
1試合を通してスプリント回数が多く、終盤でもパフォーマンスが落ちにくい。
運動量が豊富で、攻守の切り替えが速い。
サイドの上下動を繰り返しても疲れにくい。
柔軟性とボディコントロール
狭いスペースでも体をうまくひねってボールをキープできる。
低い姿勢でドリブルしながらも視野を確保できる。
不自然な体勢からでも正確なパスやシュートが可能。
三笘薫は何が凄さ
三笘薫の凄さは、圧倒的なドリブル突破力と優れたサッカーIQにあります。
- 唯一無二のドリブル:独特のリズムとスピード変化で相手を抜き去る。
- 高い決定力とアシスト力:ゴール前での冷静な判断と正確なラストパス。
- 優れた戦術理解:状況に応じたポジショニングやプレー選択が的確。
- フィジカルと持久力:プレミアリーグでも通用する強さと90分走り切るスタミナ。
特に「三笘ターン」と呼ばれる独自の切り返しは、世界のトップDFをも翻弄する武器。
彼のプレーは、日本サッカー界の新たな可能性を示している。
スピード・俊敏性・体幹・跳躍力・スタミナ・柔軟性といった身体能力のバランスが非常に優れていて、
これらの身体能力が、プレミアリーグや日本代表での活躍につながっています。
三笘薫の学歴
- 小学校:川崎市立鷺沼小学校
- 中学校:川崎市立有馬中学校
- 高校:川崎市立橘高等学校
- 大学:筑波大学(体育専門学群)
特に筑波大学では、サッカー部に所属しながら「ドリブル」を研究テーマに卒業論文を執筆するなど
理論的にもサッカーを追求していました。大学サッカーを経てプロ入りした珍しい経歴を持つ選手です。
プロ入りを目指さなかった理由
三笘は、高校卒業後すぐにJリーグのクラブに入る選択肢もありましたが、自ら筑波大学への進学を決めました。
その理由は、「当時の自分ではプロで通用しない」と感じたため。
技術はあったものの、フィジカルや戦術理解に課題があると考え、まずは大学で成長することを選びました。
この自己分析の的確さと冷静な判断力は、この時すでに完成されていた。
川崎フロンターレの下部組織を辞める
中学時代は川崎フロンターレの下部組織(ジュニアユース)に所属していましたが、高校進学時にトップチームへの昇格ができず、ユースには進まずに市立橘高校へ進学。
この選択は異例であり、ユースに残る選手が多い中、彼は新たな環境での挑戦を選びました。
全国大会出場の経験なし
市立橘高校は強豪校ではありましたが、三笘在籍時には全国大会(インターハイ・選手権)に出場していません。
しかし、彼の個人技は突出しており、当時から「ドリブルが凄い選手」として注目されていました。
独自のドリブルスタイルの確立
高校時代には、すでに彼の代名詞ともいえる「緩急をつけたドリブル」のスタイルが確立されていました。
ただし、当時はまだ線が細く、フィジカルコンタクトに弱い面がありました。
筑波大学でのトレーニングを経て、より完成度の高いプレースタイルへと進化していきます。
挫折と成長の期間
ユース昇格を逃し、全国大会も経験しなかったものの、自らの成長を見据えて大学進学を選んだ冷静な判断と、すでに独自のドリブルスタイルを磨いていたことが、後の成功に繋がっていると感じます。
三笘薫の家族構成
父・母・兄・本人の4人家族です。
- 父親:一般企業に勤めるサラリーマンとされており、公にはあまり情報が出ていません。
- 母親:体育の教員をしていたとされ、三笘のスポーツへの影響も大きかったと考えられます。
- 兄:三笘の3歳年上で、サッカー経験者。兄の影響で三笘も幼少期からサッカーを始めたと言われています。
三笘自身は幼い頃から兄とよくサッカーをしており、その影響で技術が磨かれたと語っています。
また、家族は彼の決断を尊重し、筑波大学進学などもサポートしていたようです。
結婚相手
三笘薫は、2022年7月3日に結婚を発表しました。
妻の剱持クリア(けんもち くりあ)さん。
陸上競技の七種競技選手(日本代表経験あり)筑波大学の先輩で、大学時代から交際していたようです。
お互い筑波大学のアスリートとして活動し、支え合っていた。
三笘がイングランド(プレミアリーグ・ブライトン)へ移籍する前に結婚。
結婚発表時、SNSで「これからも支え合いながら頑張っていきます」とコメント。
二人ともトップアスリートであり、お互いを理解し合える理想的な関係のようです。
三笘薫の年収は?
三笘薫選手は、2021年に川崎フロンターレからイングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCへ完全移籍しました。
ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへの期限付き移籍を経て、現在はブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属しています。
2024年度の、川崎フロンターレの選手の平均年俸は、総年俸は13億7,280万円と公表されています。
選手数33名で、平均年俸は約4,160万円。
スポーツ業界は在籍選手の活躍によって金額が大きく変化します、また年度によって大きく変化するようです。
しかしJリーグでも夢のある報奨額と言えるでしょう。
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCの選手
年俸合計額:約113億4,300万円 年俸平均額:約4億2,000万円
三笘薫(MF):7億5,000万
2021年の川崎フロンターレ在籍時の年俸は2,000万円です。
三笘は2021年の東京オリンピック終了後に、ブライトンへの完全移籍が決定。
川崎フロンターレからブライトンへの移籍金は、300万ユーロ(約4億8,000万)です。

最高に夢のある職業です。
世界のトップは狭き門ではありますが、色々と得るものが大きいですね。
三笘薫選手のスポンサー
全日本空輸株式会社(ANA):2023年6月1日、ANAは三笘選手とのスポンサー契約を締結しました。
ゼロハリバートン(ZERO HALLIBURTON):2024年6月、三笘選手はトータルラゲージブランドであるゼロハリバートンのブランドアンバサダーに就任。
三笘薫の筋トレ・トレーニング②
全てのスポーツに共通して言えることは、ある一定の基礎筋力が育っていなければその種目のパフォーマンスは十分に発揮されません。
技術を体現するには、全身の筋肉は必要不可欠です。
大袈裟な筋肉は必要ありません。
日々、コツコツと積み重ねるような、種目に見合った基礎的な筋肉育成トレーニングが重要です。
サッカーに必要な筋トレ(下半身)

下半身の筋肉を鍛えることで、サッカーでの走るスピードやキック力、ジャンプ力を向上させることができます。
膝や腰回りの筋肉を鍛えることは、ケガや転倒のリスクを軽減させます。
スクワット

- 足を肩幅よりも少し広めにし、つま先を30°程度外側へ向けて立ちます。両手は前で組みましょう。
- 胸を張った姿勢のまま、股関節と膝を曲げて体を下げていきます。お尻を後ろに突き出すように意識します。
- 太ももが床と平行の位置まで体を下げたら、股関節と膝を伸ばして元の姿勢に戻ります。
- この動作を繰り返します。
ダンベルデッドリフト

- 腰幅程度に足を開いて立ちます。
- 両手にダンベルを持ち、ダンベルをスネや太ももに沿わせながら股関節と膝を曲げ、体を下していきます。
- ダンベルが足首まできたら、スネや太ももに沿わせながら元の姿勢に戻ります。
- この動作を繰り返します。
ブルガリアンスクワット

- 椅子やベンチの60~90cmほど前に背を向けて立ち、片足を乗せる。
- 胸の辺りで手を組み、胸を張って背筋を伸ばす。
- お尻を後ろに引くイメージで、膝が90度になるまでゆっくりと腰を下ろす。
- ゆっくりと腰を上げて元の体勢に戻る
- 反対の足でも同様に行う
※膝がつま先よりも前に出ないようにする
※ぐらつかないよう腹筋を使うことによるお腹まわりの筋肉強化も期待できる
ヒップスラスト

- ベンチの端に背中上部をつけて仰向けになる。
- バーベルを脚の付け根辺りに乗せ、膝を90度程度に曲げる。
- 下半身を浮かせた状態でお尻を上下させる。
※美尻効果あり。
※やり方が悪いと腰を痛めてしまう可能性があるので注意しなければなりません。
カーフレイズ

- 腰幅程度に足を開いて立ちます。
- かかとを地面から浮かせ、つま先立ちになります。
- 上げられるところまで上げたら、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
- この動作を繰り返します。

サッカーにとって下半身は能力そのものです。
特に大臀筋(お尻)は、プロサッカー選手が積極的に鍛える筋肉。
パフォーマンス向上はもちろん怪我防止に役立つ筋肉です。
大判 厚手 ジョイント トレーニングマット

厚さ1.2cm 極厚仕様 防音 衝撃吸収
トレーニングや筋トレの振動や音を抑えて階下や周囲への配慮も万全です 。
60×60cmの大判サイズ 組み合わせが可能
6枚でつなげると約120×180cmの広さに、広いスペースを手軽に確保できます 。
メタル調デザインで器具との相性も抜群
見た目もクールで、ホームジムに高級感と統一感をプラス。
自由にカット カスタマイズ可能
カッターナイフで簡単に切断が可能、部屋の形状に合わせてぴったり設置可能 。
配色バリエーションあり・継ぎ目処理もキレイ
ブラック・ダークグレー・ライトグレーの3色展開で好みに合わせ選べる。
トレーニング時の騒音に敏感な方におすすめ、実用性とデザイン性を両立したアイテム。
サッカーに必要な筋トレ(体幹)

体幹の強化は怪我の予防につながります。
お腹や腰、背中の筋肉を強化することで、膝や足首への過度の負担を減らし、怪我のリスクを減少させる。
急激なターンや方向転換が頻繁にあり、体幹の強さが動きのキレを増す。
プランク

- 前腕部と肘を床につけ、うつ伏せになります。前腕部は平行にし、手は軽く握ります。足は腰幅程度に開き、床につけましょう。
- 膝をまっすぐ伸ばしたまま腰を浮かせます。前腕部とつま先で体を支えます。
- 体を一直線にし、姿勢をキープします。
サイドプランク

- 横向きになり、手のひらを床につきます。両脚は伸ばして重ねる
- 手のひらと足でカラダを支えるようにして床から浮かせる
- 30秒を目安に姿勢をキープ
- 左右3セットが
※ 正面から見て、頭・肩・腰・膝・踵(かかと)が一直線になるように姿勢を整え
カラダ全体に力を入れて、姿勢を保つようにしましょう。
メディシンボールツイスト

- 床に座り、胸の前でメディシンボールを持つ
- 膝を90度に曲げ、上体をやや後傾させる
- 腹筋に力を入れた体勢のまま上体をリズムよくひねる
※腕だけでなく上体をしっかりひねる。
※瞬発力アップにも効果が期待できる。

メディシンボールとは、重量のある丸いボール状のトレーニング器具。
筋力や体幹、柔軟性の向上などに使用される。
重量は1kg〜10kg程度とさまざまな種類がある。
サッカーに必要な筋トレ(瞬発力)
ボックスジャンプ

- 30〜60cmのボックスや段差へ飛び上がる運動。
- 1度沈み込みそこから素早く飛び上がります。
- その切り替えのスピードがトレーニング効果を出すために大事です。
- しっかり腕も振って全身で動くことを意識してください。
- 10回3セットから。
スプリットジャンプ

- 手は腰に添え、足を前後に開き後ろ足の膝が地面に近づくよう下ろします。
- そこからジャンプしつつ左右の足を入れ替えます。
- 上半身が前後左右に倒れないようまっすぐ保つよう意識する。
- 左右それぞれ10回3セットから。
※空中で体がブレないように意識すること。
アスリートの体を作る食トレ

アスリートは当然トレーニングを頑張ることが必要です。
それと同じくらい「栄養摂取」が重要な意味を持ちます。
ヒトの身体はヒトが食べたものでできています。
主に高いスピードやパワー発揮が必要な一流のアスリートがパフォーマンスを高める上で必ず押さえておきたい三大栄養素のポイントを紹介していきます。
炭水化物
三大栄養素の一つである「炭水化物」は大きく分けて「糖質」と「食物繊維」に分けられます。
糖質は激しい運動を行う上で必須のエネルギー源。
糖質は、体内で「グリコーゲン」という物質に変化し筋肉や肝臓に蓄えられる。
ヒトの身体では、おおよそ筋肉に1500kcal分、肝臓に500kcal分のグリコーゲンを貯蔵することができるようになっていると研究結果があります。(もちろん個体差有り)
トレーニングされたアスリートはこのグリコーゲンの貯蔵量が一般人よりも多いと言われています。
また、このグリコーゲンは体内に大容量を貯蔵できない、しかも貯蔵量が減るだけで筋力やパワー、持久性が落ちてしまいます。
なので、試合で高いパフォーマンスを発揮するためにも、より良いトレーニングを行いトレーニング効果を高めるためにも、グリコーゲンの貯蔵量を増やし、維持することが必要。
そのためには糖質の摂取が重要になってきます。
グリコーゲンを不足させない!運動量に見合った糖質摂取が重要!
スプリントトレーニングを行う選手は、体重1㎏あたり最低6g以上の確保は必須。
体重60㎏の人であれば、糖質だけで1500kcal前後の摂取が好ましい。

朝、昼、夜で1合ずつごはんを食べれば1500kcal以上の摂取になる。
食の細い人には信じれないごはん粒の量ですね笑
アスリートの食生活がどれほど大変で重要か痛感します。
※ スプリントトレーニングとは、短時間に全速力で走ることで
筋肉の反応速度や力強さを鍛えるトレーニングです。
陸上競技の短距離種目や、サッカー、野球などのスポーツで効果的に行われます。
タンパク質
タンパク質は筋肉だけでなく、腱や骨、髪や爪、血液などの身体のほぼ全ての組織を作る材料と言っても過言ではありません。
身体を強くし、身体能力の性能を高める上でタンパク質は欠かせない栄養素です。
そのタンパク質は、1日体重1kgあたり2g以上は摂るようにしましょう。
運動パフォーマンスを効果的に高めるだけではなく、怪我を防いだり、トレーニングからのリカバリーを促すことにもつながります。
トレーニング後はタンパク質の合成が高まりやすくなっており、プロテインを摂取することで、より筋肉をつきやすくでき、相乗効果を狙えます。
しかし、最も重要なのは1日全体のタンパク質の総摂取量です。
いくらトレーニング直後にプロテインを飲んでいるからといって全体量が疎かになっていると、肉体能力の向上は見込めません。
※赤身の牛肉100gにおおよそ20gのタンパク質が含まれていると言われています。
詳しくはこちらから↓
アミノ酸の種類と働き。 最も必要な栄養素プロテイン。
脂質
脂質は余分な脂肪の増加につながるので、出来るだけ摂取しないようにした方が良いという考えが多いです。
しかし、脂質の摂取を減らしすぎるとパフォーマンス低下に繋がってしまうこともあります。
脂質は、筋肉の増加に関わる「テストステロン」というホルモンの分泌量に関わっています。
このホルモンのレベルを維持するためにも、ある程度の脂質の摂取は必須。
総摂取カロリーの20%は脂質を摂取することが望ましいと言われています。
体重1kgあたり1gが好ましいです、体重60kgの人で60gです。
ただ、脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持ち、摂りすぎると体脂肪の増加に繋がります。
普段の摂取量をきちんと把握しコントロールするのが重要です。
三笘薫の食事哲学
今やアスリートにとって「食事」はトレーニングと同等の重要度を持つと言っても過言ではない。
世界的プロテニスプレーヤーであるノバク・ジョコビッチはグルテンフリー
(小麦粉などに含まれるタンパク質=グルテンを抜くことで腸内環境を整える)
の食事に変えたことで不調を脱し
サッカー界でも長友佑都がファットアダプト
(アスリートを対象とした、血糖値変動によるパフォーマンス低下を防ぐための糖質制限食)
を取り入れることで、欧州の厳しい環境でも戦い抜ける身体を手に入れた。三笘もまた海外挑戦を機に、新たなパートナーを招き入れた。
管理栄養士の緒方あゆさんは、ベルギーで生活する三笘の3食全てのメニューを考案し、実際に調理して提供しているという。緒方さんが驚いたのが、三笘の研究熱心な姿勢だ。
もともと、川崎U-18からトップ昇格を断って筑波大に進学したのも
「より科学的にサッカーや自分を把握して学ぶため」
大学時代から自分のフィジカル面や技術面を客観視し
それを言語化することでさまざまな専門知識と照らし合わせてきた。
当時から「今の自分に必要なものは何か」を探求する熱量は凄まじかった。
アスリートの体を作る睡眠

リラックスし、緊張した筋肉を緩め、ダメージが蓄積した筋肉細胞を癒し修復し、更に強く超回復させる事。
これを繰り返し積み重ねることで健康的でしなやかな筋肉が手に入ります。
筋肉を大きくするには適切な負荷と、必要な栄養、そして質の良い睡眠が不可欠です。
睡眠中に分泌される成長ホルモンや男性ホルモンの一種テストステロンなどの働きで筋肉の修復形成が行われます。
また、脳の情報整理や記憶の強化が行われ、学習能力が向上します。
そして健康の維持に最適し、うつ病や不安障害のメンタルリスクを軽減する。
しっかりとした睡眠時間の確保と質の良い眠りが筋肉成長、頭脳発達、精神の安定に繋がります。

筋肉はトレーニングの最中に成長し大きくなるのではありませんね(笑)
睡眠不足の悪影響
睡眠不足は筋肉や頭脳、心の育成だけではなく、様々な場面で悪影響を及ぼします。
睡眠リズムが乱れると、睡眠に関係するホルモン(メラトニン)が著しく減少します。
眠りが極端に浅くなり、体温調節、ホルモン分泌が乱れ、身体の疲労回復が困難になります。
さらに睡眠中に行われる、溜まった脳の情報整理も滞り、ストレスが増加しますこれらは日中の耐え難い倦怠感に繋がります。
睡眠不足は本人だけでなく、周りの人に悪影響を与えることは科学的に証明されています。
不機嫌なイライラした人には近寄りたくないと思うのは当たり前のことです。
これがビジネスの現場ならチームの連携や協力に支障が出ます、信頼関係の崩壊になりかねません。
質の良い睡眠の正解とは?
不眠大国日本と言われるほど、子供から大人までしっかり眠れていないのが現状です。
日本の都会の夜は明る過ぎるとか、寝る前のスマホ、ストレス、食生活、騒音、寝具、環境など、原因を上げればキリがありません。
正しい睡眠時間も、年齢によって変わります、季節によってもかなり左右され、もっと言えばその週、その日でも、疲れ具合によって変化すると思います。
人によってはショートスリーパーなどと呼ばれる人もいるほど、効果的な睡眠時間は人それぞれと言えます。
何が正解かは日々の睡眠の結果を見るしかないと考えます。
世の中に溢れる、睡眠に良いとされる情報を探し、検証するのが正解だと感じます。
※睡眠に役立つ情報↓
より良く生きるための基礎=睡眠
三笘薫の睡眠哲学
「長期的な目標を持たずに『ただやっているだけ』では、力は伸びづらい。
だからこそ、長期的な目標と中期的な目標を『目標シート』に書いて、そのためには今日何を食べてどういう睡眠をとるかというふうに考えてほしい」

アスリートにとって重要視されるのは、目的のために身体をどう作るか。
そこに妥協は許されない。
三笘薫選手には、執念のような強い気持ちが感じられます。
三笘薫の筋トレ・トレーニング・活躍の秘訣まとめ

1. 圧倒的なドリブル技術と「三笘ターン」
- 一瞬の加速と減速の使い分け
→ 低速で相手を誘い、一気にスピードを上げて突破するスタイル。 - 緩急をつけた「三笘ターン」
→ 独特のターンで相手DFのタイミングを外し、抜き去るプレーが持ち味。 - ボールタッチの精度
→ ボールコントロールが細かく、狭いスペースでも対応可能。
特に、対峙するDFの重心を見極め、一瞬のスピード変化で抜き去るプレーは
世界トップレベルと言われています。
2. 戦術理解力と判断の速さ
- ポジショニングの良さ
→ 味方の動きを考慮し、相手DFのギャップを突くポジションを取る。 - カットインと縦突破の選択肢
→ 内側(カットイン)と外側(縦突破)を自在に使い分ける。 - パス&ゴーの意識
→ ドリブルだけでなく、ワンツーパスで突破するプレーも増加。
このように、単なるドリブル突破だけでなく、状況に応じたプレー選択ができる点が彼の強みです。
3. 強靭なメンタルと継続的な努力
三笘の活躍の背景には、強いメンタルと不断の努力があります。
- 川崎フロンターレ時代の控え経験
→ 大学卒業後、すぐに主力になれず、ベンチを経験。それでも腐らず成長。 - 筑波大学での理論的な学び
→ 「ドリブル論」を研究し、理論的にプレーを磨いた。 - 海外挑戦後の適応力
→ プレミアリーグのフィジカルの強さに対応し、プレースタイルを調整。
試合ごとに成長し続ける姿勢が、彼の成功を支えている。
まとめ
三笘薫の活躍の秘訣は、
- 卓越したドリブル技術と緩急を使った突破
- 戦術理解力と状況判断の速さ
- 強靭なメンタルと努力の継続
これらの要素が組み合わさり、彼は世界トップレベルのウインガーとして進化し続けています。
今後のさらなる活躍にも期待が高まります!
彼に心からの応援とリスペクトを。




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