歴史を塗り替える プロゴルファー 松山英樹の筋トレ・トレーニング方法

アスリート
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松山の活躍によって「ゴルフ=おじさんの趣味」から「カッコいい若者スポーツ」へ
現代の日本人が抱く価値観に大きく影響を与えた実力者。
「世界で戦い 歴史を塗り替え 日本の誇りになった男」まで言われている。
メジャー大会や世界ゴルフ選手権でも輝かしい成績を収めています。​
特に2021年のマスターズ優勝は、日本人初の快挙として歴史に刻まれました。
​今後も世界のトッププレーヤーとしての活躍が期待されます。
松山英樹選手の凄さはどのように作られたのか、簡潔に紐解きたいと思います。

松山英樹の筋トレ・トレーニング①

ゴルフ

年齢、性別問わず、青空の下、緑の芝生、大自然の中でプレーできて気分爽快
季節の変化を感じながらリフレッシュできるの魅力のスポーツ。

ゴルフの歴史

ゴルフの起源(どこで生まれた?)
一般的に「スコットランドが発祥」とされている(15世紀頃)
ただし、似たような「棒で球を打つ遊び」は中国やオランダなど、他の国にも昔から存在していた。

スコットランドのゴルフ(15世紀)
最初は牧草地でウサギの穴に石を打ち込んでいたという説も。

中国の「捶丸(すいがん)」(宋代:12世紀ごろ)
クラブのような棒で球を打つ遊びが存在してた記録あり。
「ホール(カップ)を目指して打数を競う」現代ゴルフの原型がちゃんと記録に出てくるのはスコットランド。

1457年:スコットランド王ジェームズ2世が「軍事訓練の邪魔だ!」とゴルフを禁止。
でも人気すぎて抑えきれず、後にスコットランド王ジェームズ4世がプレーし始めて復活!
王族がプレーし始めると、一気に「上流階級のスポーツ」として定着。

最古のゴルフ場

セント・アンドリュース・リンクス(St Andrews Links)
スコットランドにある世界最古のゴルフ場
今も現役で残っており、「ゴルフの聖地」と呼ばれる。

ゴルフのルールが整う

1754年:セント・アンドリュースで最初の公式ルールが定められる。
1764年:18ホール制が登場!(それまではホール数バラバラ)
現代ゴルフの形がこの頃にほぼ完成!

世界への広がり

19世紀後半になると、イギリスからアメリカ、カナダ、インド、日本などへどんどん広がる。
イギリス軍の駐留先で流行した背景もある。

ゴルフとオリンピック

1900年パリ五輪、1904年セントルイス五輪で実施。
その後は一度消えたけど、2016年リオデジャネイロ五輪で112年ぶりに復活。

日本でのゴルフ

1901年:日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」が六甲山に誕生。
その後、大正時代〜昭和初期にかけてゴルフブームが始まり、現在に至る。

ゴルフルール

目的: → 少ない打数でボールをカップ(ホール)に入れる!

スタート地点: → 各ホールは「ティーグラウンド」から始まる。

プレイ順: → 最初のホールは順番で、それ以降は「カップから遠い人」が先に打つ。

打数(ストローク): → 1回ボールを打つごとに1打。合計が少ない人が勝ち。

ペナルティ: → ボールをなくしたり、水に入れたりすると1打追加などの罰(ルールによる)。

ボールの位置: → 基本的に「あるがまま」。動かさないでその場から打つ。

ホールアウト: → ボールがカップに入ったら、そのホールは終了。

全部で何ホール?: → 通常は18ホール。9ホールの場合もあり。

スコアの数え方
  • ボールを打った回数が「スコア(打数)」になる。
  • 各ホールには「パー(基準打数)」が決まっている。
    • パー3:3打で入れればOK
    • パー4:4打以内
    • パー5:5打以内
用語意味
パーちょうど基準通りに入れた
バーディパーより1打少ない(ナイス!)
ボギーパーより1打多い(まあまあ)
ダブルボギーパーより2打多い(ちょっと苦戦)
主なペナルティ
  • OB(アウト・オブ・バウンズ)
    ボールがコース外に出た。 1打罰+元の場所から打ち直し。
  • ウォーターハザード(水に落ちた)
    1打罰+指定場所 or 元の位置から再開。
  • ロストボール(紛失)
    3分以内に見つからなければ → OBと同じ扱い。
プレーマナー
  • 順番:カップから遠い人が先に打つ。
  • 走らない:他の人が打つときは静かに、前に出ない。
  • グリーンでは足跡に注意:他人のライン(ボールの通り道)を踏まない。
その他のルールポイント
  • 空振りしても1打:当たらなくても、スイングしたらカウント。
  • クラブは14本まで:バッグに入れていいのは最大14本。
  • 同伴者に気を配る:プレーの妨げになることは避ける。
  • ゴルフは審判が基本いないので、自分でルールを守るスポーツ。
  • 嘘のスコアをつけると「マナー違反」だけじゃなく、公式では失格になることも。

松山英樹

松山 英樹(まつやま ひでき) 1992年2月25日
日本プロゴルファー レクサス所属(トヨタ自動車)
身長 180cm 体重 90kg

日本人最年少マスターズ予選通過者(当時19歳)
アマチュア時代には、日本のアマチュアゴルファーとして初めてマスターズ・トーナメントの出場権を獲得
2011年には同大会のロー・アマチュア(アマチュア選手最高成績)タイトルを獲得した。

日本ツアーで史上初ルーキーイヤー賞金王。
ルーキー最多タイの年間4勝。史上最速(16試合)での年間獲得賞金2億円突破。

PGAツアーで日本人として史上最年少優勝(22歳)
及びアジア生まれの選手で最多優勝(11勝)記録を持つ。
アジア人史上初のマスターズ・トーナメント優勝者。

2024年パリオリンピック銅メダリスト

最少スコア記録
18ホール:63(日本ツアー)
72ホール:264(ZOZOチャンピオンシップ 2019)

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

松山英樹の凄さ

① 日本人初の「マスターズ制覇」
  • 2021年、アジア人として史上初となる「マスターズ・トーナメント」優勝。
  • ゴルフ界では殿堂入り級の歴史的偉業
  • 世界中のメディアが「日本ゴルフ史最大の瞬間」と報道。
② 世界で通用する実力
  • PGAツアー(米国男子ツアー)通算11勝(2025年時点)。
  • 日本だけでなく、世界最高峰の舞台で継続的に勝ち続ける稀有な存在
  • 世界ランキングでは2位に到達した経験あり。
③ 精密機械のようなショット力
  • 特にアイアンショットの精度が世界屈指
  • パーオン率(グリーンを規定打数でとらえる率)が常に上位。
  • 「ターゲットに吸い込まれるような球筋」と評される。
④ メンタルの鬼
  • 大舞台でも表情を変えず冷静沈着。
  • マスターズ最終日、プレッシャーの中での「18ホール通して崩れない精神力」は伝説級。
⑤ 学業も優秀 東北福祉大学から世界へ
  • 学生時代から世界アマチュア選手権で優勝。
  • アマチュア時代から「別格」と評され、プロ転向1年目で日本ツアー4勝&賞金王
⑥ スポーツマンシップと礼儀
  • ラウンド後のコース整備、関係者への感謝なども徹底。
  • 海外メディアや選手からも「礼儀正しく、尊敬される存在」として称賛。
⑦ ゴルフ人気を爆発させた存在
  • 松山の活躍によって「ゴルフ=おじさんの趣味」から「カッコいい若者スポーツ」へ。
  • 彼をきっかけにゴルフを始めた若い世代も多数。

「世界で戦い、歴史を塗り替え、日本の誇りになった男」

松山英樹は、単なる強いゴルファーではなく、時代を変えたプレイヤーです。

松山英樹の年収・生涯獲得賞金

2024年2月18日時点で、松山英樹選手のPGAツアーにおける生涯獲得賞金は
約4,853万1,991ドル(約72億7,400万円)に達しています。
​これは、同年の「ザ・ジェネシス招待」での優勝による400万ドル(約6億円)の賞金を含んだ金額です 。​

松山選手の年収は年々増加傾向にあり、以下のように推定されています。

  • 2023年:​約19億円(獲得賞金:約5.9億円、スポンサー契約料:約13億円)
  • 2024年:​30億円を超えると予想されていた ​。

スポンサー契約には、レクサス(トヨタ自動車)などの大手企業が含まれており、これらの契約が年収の大きな割合を占めています。

松山選手は、2024年のパリオリンピックで銅メダルを獲得し
その報奨金600万円を日本ゴルフ協会に寄付するなど
社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます 。

プロキャディのギャラはいくら?

プロキャディは、プロゴルファーに帯同して大会やトーナメントでプレーをサポートする仕事です。
主な仕事は、クラブの受け渡し、ボールの捜索、コース状況のアドバイス
そして何よりも、選手のメンタルサポートなどです。

プロキャディの場合は1試合基本給として平均10万円がもらえます。
これに加えて、選手のその日の成績によって出来高がプラスされます。
出来高は選手が獲得した賞金のうち、予選通過で5%、ベスト10以内で7%、優勝で10%をもらうことができます。 大会の規模や、選手の活躍によってもキャディの給料は大きく変わります。

松山英樹のキャディの年収はいくら?

松山英樹選手のキャディ、早藤将太キャディの年収は公表されていませんが
2016年から2017年の松山選手の獲得賞金が10億円を超えており
その7%程度をキャディが受け取るとすると、7,000万円程度になると推定されています。
また、ツアーでの通算成績が18勝と考えると
キャディの年収は1,000万円以上である可能性が高いとされています。

松山英樹のスポンサー

  1. レクサス(トヨタ自動車)
    松山選手の所属契約先であり、移動手段やブランドイメージの向上に貢献しています。
  2. ダンロップスポーツ(スリクソン)
    ゴルフクラブやボールなどのギア提供を行っており
    長年にわたるパートナーシップを築いています。
  3. NTTデータ
    ITサービス企業として、松山選手の挑戦をサポートしています。
  4. 東京エレクトロン(TEL)
    2025年1月よりスポンサー契約を締結し
    ウェアの左襟にTELのロゴを配した競技用ウェアを着用しています。
  5. ロレックス
    高級時計ブランドとして、松山選手のブランド価値向上に寄与しています。
  6. 野村ホールディングス
    金融機関として、松山選手の国際的な活動を支援しています。
  7. Indeed(インディードジャパン)
    求人情報サイトとして、松山選手の「チーム」への想いに共感し、スポンサー契約を結んでいます。
  8. 全日本空輸(ANA)
    航空会社として、松山選手の移動をサポートしています。
  9. 西川産業(エアーSI)
    マットレスやクッションなどの寝具を提供し、遠征時の快適な休息を支援しています。
  10. 興和(バンテリン)
    医薬品メーカーとして、松山選手の身体のケアをサポートしています。

これらのスポンサー企業は、松山英樹選手の競技活動を多方面から支援しており
彼の世界的な成功に大きく貢献しています。
​今後も松山選手の活躍とともに、スポンサー企業の動向にも注目が集まります。​

松山英樹の家族構成

父・松山幹男さん

松山英樹選手の父、幹男さんは1954年4月20日生まれ
愛媛県松山市でゴルフ練習場「HIDEKI GOLF GARDEN」を経営。
​29歳からゴルフを始め、ハンディキャップ0のトップアマチュアとして活躍し
52歳のときには「日本アマチュア選手権」にも出場しました。​

松山選手がゴルフを始めたのは4歳のときで、父親の練習に同行した際に
「僕もボールが打ちたい!」と興味を示したのがきっかけです。
​幹男さんは中古の9番アイアンを短く切って与え、姿勢やスイングの基本を丁寧に指導しました。
​自宅の庭にネットを設置し、室内にはパター練習ルームを作るなど
練習環境を整えることにも尽力しました。

また、幹男さんは松山選手のスイングを6つの角度から撮影し
練習記録をデータベース化するなど、科学的なアプローチで指導を行っていました。
​松山選手が小学4年生のときには、父親が出場する「中四国オープン」でキャディを務めるなど、親子でゴルフに取り組む姿勢が見られました。

しかし、プロ転向後は意見の食い違いも増え、父親のアドバイスをあまり聞かなくなった時期もあったようです。
​それでも、幹男さんは息子の成長を見守り続け、現在も良好な関係を築いていると考えられます。

松山英樹選手の両親は、それぞれの立場で彼のゴルフ人生を支えてきました。​
特に父親の幹男さんは、幼少期からの指導や練習環境の整備など
松山選手の才能を開花させるために尽力しました。
​母親についての情報は限られていますが、家族全体で松山選手を支えてきたことが、彼の成功の背景にあるといえるでしょう。

松山英樹の家族

松山英樹選手は、2017年1月に和田芽緯(わだ めい)さんと結婚されました。
​二人は明徳義塾高校のゴルフ部で出会い、芽緯さんは松山選手の2学年後輩にあたります。
​高校時代から交際を始め、東北福祉大学でも共にゴルフ部に所属し、長い交際期間を経て結婚に至りました。

芽緯さんは兵庫県芦屋市出身で、幼少期をハワイで過ごした帰国子女です。
​英語が堪能で、ゴルフの経験も豊富なことから、松山選手の国際的な活動を支える重要な存在となっています。​

お二人の間には、2017年7月に第一子となる長女・叶夏(かんな)さんが誕生しました。
​松山選手は結婚と出産を同年8月に公表し
プライバシーと安全性を考慮して発表時期を遅らせたことを説明しています。

現在、松山選手はフロリダ州オーランドにある自宅で家族と共に生活しており
ゴルフと家庭を両立させながら、世界の舞台で活躍を続けています。

育った環境で結果は大きく変わります。
特に正しい両親の支えは成功に直結すると感じます。
松山英樹選手はたくさんの人に支えられています。

生涯グランドスラムを構成する4大メジャー大会

  1. マスターズ・トーナメント(The Masters)
    • 開催地:オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(米ジョージア州)
    • 開催時期:毎年4月
    • 特徴:招待制、名誉ある「グリーンジャケット」が贈られる
  2. 全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)
    • 主催:PGA of America
    • 開催時期:5月(以前は8月)
    • 特徴:強豪プロのみが出場、非常に競争が激しい
  3. 全米オープン(U.S. Open)
    • 主催:USGA(全米ゴルフ協会)
    • 開催時期:6月
    • 特徴:厳しいコース設定とラフで知られる
  4. 全英オープン(The Open Championship)
    • 主催:R&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ)
    • 開催時期:7月
    • 特徴:リンクスコースでの戦い、歴史最古のメジャー大会

松山英樹の筋トレ・トレーニング②

松山は3年前から己れの体を苛め抜いている。
きっかけは、あるトレーナーのひと言。
「日本のプロ野球選手と米ツアーの選手の筋力は同等。
しかし日本のゴルファーは、そこからはるかに下」
それが悔しくて肉体改造を決意。
現在、大阪でトレーニングを指導する「B2ファクトリー」秀島正芳ヘッドトレーナー(33歳)が語る。

「うちには年に3、4回来て、1回で5日間ほど集中的にトレーニングします。
大事なのは、上半身よりも下半身を鍛えること。上半身の3倍は鍛えています。
下半身に圧倒的な筋力がなければ、自分の体重をうまく扱うことができない。
特に彼の場合、お尻の筋力が生命線。その筋力があれば、ゴルフが崩れることはまずない」

単純に3倍といっても、半端な量ではない。
ジャンプをからめた器具やダンベルを使ったオリジナルメニューは15種類にも及ぶ。
それが終われば、即、4種目の上半身と下半身を連動させるトレーニングに移り
最後に補強トレーニングをおこなう。休憩は給水の時ぐらい。

「すべてをこなす時間は1時間30分ほど。考える間もなく、次々とメニューを課す。
短時間でハードなだけに、酸欠や吐きそうになることもしょっちゅうです。
実際、彼も吐いたことがある。最初はすべてのメニューをこなせなかった
それでもやる、強くなりたい一心でやっていました」

引用記事 松山英樹肉体改造

ゴルフは競技の性質上、パワーよりテクニックが重要だと考えられがちだが
それは大きな間違いだ。
R&AとUSGAのレポートによると、ここ20年で主要ツアーの平均飛距離は約20ヤード伸びた。
それに合わせてコースも伸び、500ヤード超えのパー4も珍しくない。
実際、マスターズが開催されるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは全長7445ヤードにもなる。
飛距離を稼げなければ勝負にならないのだ。

現代のプロゴルファーは、スイングのパワー・安定性・ケガ予防のために
本格的な筋トレ(フィジカルトレーニング)を積極的に行っています。

ゴルフに必要な筋トレ(体幹

ゴルフスイングは回旋動作(体をひねる)なので、体幹の強さが超重要です。

プランク
  1. 前腕部と肘を床につけ、うつ伏せになります。前腕部は平行にし、手は軽く握ります。
    足は腰幅程度に開き、床につけましょう。
  2. 膝をまっすぐ伸ばしたまま腰を浮かせます。前腕部とつま先で体を支えます。
  3. 体を一直線にし、姿勢をキープします。

体幹を固める力を鍛え、スイング中のブレ防止。

デッドバグ
  1. 仰向けに寝て、腕を肩の高さで伸ばし、両足を90度に曲げます。
  2. 腰を床に付けたまま、片方の腕と反対側の足をゆっくりと床に近づけます。
  3. 腕と足は床につかないように、ゆっくりと元の状態に戻します。
  4. 反対側も同様に行います。

腹筋と背筋を協調させるトレーニング。インパクト時の体幹の安定に。

メディシンボール・ローテーションスロー
  1. 両足を肩幅くらいに広げ、メディシンボールを持ちます。
  2. ボールを投げる方とは逆方向に持ち上げる。
  3. ボールの重さと体重を使ってボールを横に押し出す。
    ※リズムよく行い、振り子の動きをコンパクトに行います。

ゴルフ特有の「回旋力」を爆発的に高める。

メディシンボールとは、重量のある丸いボール状のトレーニング器具。
筋力や体幹、柔軟性の向上などに使用される。
重量は1kg〜10kg程度とさまざまな種類がある。

2. ゴルフに必要な筋トレ(下半身

地面を踏みしめる力が、ヘッドスピードに直結します。

バックスクワット

1. 足を肩幅程度に開く
2. バーベルを背中に担ぎ、手のひらを前にした状態で持つ
3. 膝がつま先より前に出ないように、ゆっくりと膝を曲げる
4. 膝が90度ほどになったらゆっくりと膝を伸ばす

※脚力とヒップ(臀筋)を強化し、スイング時の安定感アップ。
大腿四頭筋だいたいよんとうきん(太もも)ハムストリングス(裏もも) 大臀筋だいでんきん(お尻)に効果的。
※重量器具を使用する場合は怪我のリスクを考えること、初心者は体重の20%〜40%の重量が扱う目安。

フロントスクワット
  1. 両足を肩幅程度に開き、バーベルを体の前方で担ぐ
    ※手のひらを上に向け、ヒジをバーベルの前に突き出し、なるべく高い位置で保ちます
  2. 身体を立てた状態でゆっくりしゃがむ
    ※背筋は常に伸ばし、かかとは常に床につける。
  3. ある一定までしゃがんだら、姿勢を崩さないように瞬間的に立ち上がる。

※脚力とヒップ(臀筋)を強化し、スイング時の安定感アップ。

フロントランジ
  1. 足を肩幅に開いて立ち、両手を腰に置きます。
  2. 片足を大きく前に踏み込み、膝を曲げて腰を落とします。
  3. 前足の膝がつま先より前に出ないように注意し、後ろ足の膝は床と平行になるようにします。
  4. 前足の筋肉を使って、元の姿勢に戻ります。
  5. 左右の足を交互に行います。

※片脚で支える力を養う(スイングは片脚でのバランスが命)

サイドランジ
  1. 直立し、背筋を伸ばす。
  2. 片足を大きく横に踏み出し、踏み出した側の膝が90度になるまで
    お尻を後ろに引いて股関節を曲げる。
  3. 元の姿勢に戻る。
  4. 左右交互に繰り返す。

※片脚で支える力を養う(スイングは片脚でのバランスが命)

ボックスジャンプ
  • 30〜60cmのボックスや段差へ飛び上がる運動。
  • 1度沈み込みそこから素早く飛び上がります。
  • その切り替えのスピードがトレーニング効果を出すために大事です。
  • しっかり腕も振って全身で動くことを意識してください。
  • 10回3セットから。

※地面反力(地面を押す力)を鍛えて飛距離アップ。

3. ゴルフに必要な筋トレ(上半身)

ただ筋肉をつけるだけでなく、「機能的に動ける強さ」がポイントです。

チンニング(懸垂けんすい
  1. 肩幅より少し広めに両手を開いてバーを握る
  2. 身体をゆっくりと持ち上げる
  3. アゴがバーの上にきたら胸を反らした姿勢をキープする
  4. 身体をゆっくりとおろす

背中と腕の連動性アップ、スイングの加速力に貢献。

ベンチプレス
  1. フラット(平らな)ベンチに仰向けになる
  2. 仰向けに寝転がったら、背中がアーチになるように少し反るようにする
※肩甲骨を寄せる意識
  3. バーベルを持つ位置は下ろした時にひじが90度で床と平行になる位置
  4. バーベルをラックから持ち上げてセットする
  5. ゆっくりとバーベルを胸に下ろしていく
  6. 胸まで下ろしたら、バーベルを持ち上げる

胸・肩・腕をバランスよく鍛える(ヘッドコントロール向上)。

4. ゴルフに必要な筋トレ(可動域・モビリティ)

モビリティドリルとは、特定の関節や体の部分の可動域を広げ
動きやすくするためのトレーニングのことです。
ウォーミングアップや、怪我の予防、パフォーマンス向上を目的として行われます。
モビリティドリルの例としては、股関節の円を描く動作
肩関節の円を描く動作、脊柱の回旋などがあります。
「mobility」=「可動性」
歩行や走行、しゃがみ込み、ジャンプなど日常生活からスポーツ動作までヒトが活動するすべてを指します。

「mobility」=「可動性」
歩行や走行、しゃがみ込み、ジャンプなど
日常生活からスポーツ動作まで
ヒトが活動するすべてを指します。

※筋肉だけでなく「しなやかさ」も絶対条件です。

ストレッチ・モビリティドリル胸椎旋回きょうついせんかい
  1. 床に手と膝をついて四つん這いの姿勢をとります。
  2. 前腕を床につき、左手を腰の後ろに回します。
  3. 左肘をできるだけ天井に向けて左側に回します。
  4. 再び元の姿勢に戻ります。
  5. この動作を繰り返します。
  6. 左右各10回×1-3セット。

正しい姿勢を保つことが重要。
回旋するときは、肘と同時に、頭も肩の向きに従ってゆっくりと回転させる。
呼吸を整え、筋肉を意識しながら背骨の回旋をゆっくり行う。

※フィニッシュまできれいに振り切る柔軟性。
※胸椎の柔軟性を向上させ、肩の痛みの軽減、腰痛の軽減、脊椎の曲線の改善

「筋肉を大きくする」よりも「ゴルフの動きに直結する力」を重視。
フリーウェイト(ダンベルやバーベル)を中心に、バランス重視のトレーニングが多い。
シーズン中は「メンテナンス重視」
オフシーズンは「パワーアップ重視」

アスリートの体を作る食トレ

アスリートは当然トレーニングを頑張ることが必要です。
それと同じくらい「栄養摂取」が重要な意味を持ちます。
ヒトの身体はヒトが食べたものでできています。
主に高いスピードやパワー発揮が必要な陸上競技選手が
パフォーマンスを高める上で必ず押さえておきたい栄養摂取のポイントを紹介していきます。

炭水化物

三大栄養素の一つである「炭水化物」は、大きく分けて「糖質」「食物繊維」に分けられます。
糖質は激しい運動を行う上で必須のエネルギー源。
糖質は、体内で「グリコーゲン」という物質に変化し、筋肉や肝臓に蓄えられるる。
ヒトの身体では、おおよそ筋肉に1500kcal分、肝臓に500kcal分のグリコーゲンを貯蔵することができるようになっていると研究結果があります(もちろん個体差有り)トレーニングされたアスリートは、このグリコーゲンの貯蔵量が一般人よりも多いと言われています。
また、このグリコーゲンは体内に大容量を貯蔵できない、しかも貯蔵量が減るだけで筋力やパワー、持久性が落ちてしまいます。
なので、試合で高いパフォーマンスを発揮するためにも、より良いトレーニングを行いトレーニング効果を高めるためにも、グリコーゲンの貯蔵量を増やし、維持することが必要
そのためには糖質の摂取が重要になってきます。

グリコーゲンを不足させない!運動量に見合った糖質摂取が重要!

スプリントトレーニングを行う選手は、体重1㎏あたり最低6g以上の確保は必須。
体重60㎏の人であれば、糖質だけで1500kcal前後の摂取が好ましい。
ごはん100g(小盛り1杯)156kcal、糖質35.6gです。
ごはん150g(中盛り1杯)234kcal、糖質53.4g。
ごはん250g(大盛り1杯)390kcal、糖質89.0gです。 ※(小盛り、中盛り、大盛りの量は目安の量)
ごはん1合は、生のお米で150gで、炊くと約330gになります。この場合のカロリーは515kcal、糖質117.5gです。

※ スプリントトレーニングとは、短時間に全速力で走ることで、筋肉の反応速度や力強さを鍛えるトレーニングです。
陸上競技の短距離種目や、サッカー、野球などのスポーツで効果的に行われます。

タンパク質

タンパク質は筋肉だけでなく、腱や骨、血液などの身体のほぼ全ての組織を作る材料と言っても過言ではありません。 身体を強くし、身体能力の性能を高める上でタンパク質は欠かせない栄養素です。
このタンパク質は、1日体重1kgあたり2g以上は摂るようにしましょう。
運動パフォーマンスを効果的に高めるだけではなく、怪我を防いだり、トレーニングからのリカバリーを促すことにもつながります。
トレーニング後はタンパク質の合成が高まりやすくなっており、プロテインを摂取することで、より筋肉をつきやすくでき、相乗効果を狙えます。  (※諸説有り)
しかし、最も重要なのは1日全体のタンパク質の総摂取量です。
いくらトレーニング直後にプロテインを飲んでいるからといって、全体量が疎かになっていると、肉体能力の向上は見込めません。

※赤身の牛肉100gにおおよそ20gのタンパク質が含まれていると言われています
  詳しくはこちらから
 アミノ酸の種類と働き。 最も必要な栄養素プロテイン。

脂質

脂質は余分な脂肪の増加につながるので、出来るだけ摂取しないようにした方が良いという考えが多いです。
しかし、脂質の摂取を減らしすぎるとパフォーマンス低下に繋がってしまうこともあります。
脂質は、筋肉の増加に関わる「テストステロン」というホルモンの分泌量に関わっています。
このホルモンのレベルを維持するためにも、ある程度の脂質の摂取は必須。
総摂取カロリーの20%は脂質を摂取することが望ましいと言われています。
体重1kgあたり1gが好ましいです、体重60kgの人で60gです。
 ※肉類、魚介類、卵類、乳製品、油、ナッツ類、穀類、これらに多く脂質が含まれている。
  鯖の切り身100gあたりのカロリーは211kcaです。
  たんぱく質は20.6g、脂質は16.8g、炭水化物は0.3g含まれています。

ただ、脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持ち、摂りすぎると体脂肪の増加に繋がります。 
普段の摂取量をきちんと把握しコントロールするのが重要です。

松山英樹の食哲学

松山選手は大のお米好きであり、ツアー中も炊飯器を持参して自炊を行っています。
​試合中にはおにぎりを携帯し、エネルギー補給を行うなど
グルテンフリーを意識した食事を心がけています。

大学時代、松山選手が通っていた仙台市青葉区のレストランでは彼の勝負飯として「ポークステーキ チーズのせ」が知られています。​
このメニューは、大判のポークステーキにとろとろのモッツァレラチーズがたっぷりとかけられており
サラダやスープも手作り感があって好評です。
​また、ゴルフ部限定の「ガーリックライス」も提供されており
スタミナを必要とする選手たちに支持されています。
松山選手の食事に対する取り組みは、彼の競技力を支える重要な要素の一つです。
​プレー前後の食事選びにおいても、栄養バランスや好みに配慮しながら、パフォーマンスの最大化を図っています。

アスリートの体を作る睡眠

睡眠の重要性を示したイラスト

リラックスし、緊張した筋肉を緩め、ダメージが蓄積した筋肉細胞を癒し
修復し、更に強く超回復させる事
これを繰り返し積み重ねることで健康的でしなやかな筋肉が手に入ります。
筋肉を大きくするには適切な負荷と、必要な栄養、そして質の良い睡眠が不可欠です。

睡眠中に分泌される成長ホルモンや男性ホルモンの一種テストステロンなどの働きで筋肉の修復
形成が行われます。
また、脳の情報整理や記憶の強化が行われ、学習能力が向上します。
そして健康の維持に最適し、うつ病や不安障害のメンタルリスクを軽減する。
しっかりとした睡眠時間の確保と質の良い眠りが筋肉成長、頭脳発達、精神の安定に繋がります。

筋肉はトレーニングの最中に成長し大きくなるのではありませんね(笑)

睡眠不足の悪影響

睡眠不足は筋肉や頭脳、心の育成だけではなく、様々な場面で悪影響を及ぼします。
睡眠リズムが乱れると、睡眠に関係するホルモン(メラトニン)が著しく減少します
眠りが極端に浅くなり、体温調節、ホルモン分泌が乱れ、身体の疲労回復が困難になります。
さらに睡眠中に行われる、溜まった脳の情報整理も滞り、ストレスが増加します
これらは日中の耐え難い倦怠感に繋がります。

睡眠不足は本人だけでなく、周りの人に悪影響を与えることは科学的に証明されています
不機嫌なイライラした人には近寄りたくないと思うのは当たり前のことです
これがビジネスの現場ならチームの連携や協力に支障が出ます、信頼関係の崩壊になりかねません。

質の良い睡眠の正解とは?

不眠大国日本と言われるほど、子供から大人までしっかり眠れていないのが現状です
日本の都会の夜は明る過ぎるとか、寝る前のスマホ、ストレス、食生活、騒音、寝具、環境など
原因を上げればキリがありません。
正しい睡眠時間も、年齢によって変わります、季節によってもかなり左右され
もっと言えばその週、その日でも、疲れ具合によって変化すると思います。
人によってはショートスリーパーなどと呼ばれる人もいるほど
効果的な睡眠時間は人それぞれと言えます。

何が正解かは日々の睡眠の結果を見るしかないと考えます
世の中に溢れる、睡眠に良いとされる情報を探し、検証するのが正解だと感じます。

※睡眠に役立つ情報 より良く生きるための基礎=睡眠

松山英樹の睡眠哲学

松山英樹選手は、世界のトッププロゴルファーとして
睡眠を重要なコンディショニング要素と位置づけ
質の高い休息を確保するための取り組みを行っています。

松山選手は、西川株式会社のプレミアムマットレスを愛用しています。
​このマットレスは、体圧分散性と通気性に優れ、快適な睡眠をサポートする設計が特徴です。
​松山選手は、遠征先にも持ち運び可能な「エアーポータブルモバイルマット」を携帯し
どこでも同じ睡眠環境を維持しています。
​彼は「コンディショニングにおいて、1年間USPGAツアーで戦い抜くためには、心地良い睡眠が求められます」と述べています。

松山英樹の筋トレ・トレーニング・活躍の秘訣まとめ

圧倒的な練習量と探究心
  • 人一倍の努力:東北福祉大学時代から「練習の虫」と言われるほど
    早朝から夜遅くまでゴルフ漬けの日々を送ってきた。
  • 常に進化を求める:スイング改良やショートゲームの精度向上など
    現状に満足せず、課題を見つけて改善し続ける姿勢がある。
食事・体調管理への徹底したこだわり
  • お米中心の食生活:海外遠征でも炊飯器を持参してお米を食べ、エネルギー源を確保。
  • 大会中の食事管理:感染症対策も含め、外食を控え
    テイクアウトや自炊でコンディションを崩さない工夫をしている。
  • チャンピオンズディナーでも和食推し:自分に合う食事スタイルを持ち続けている。
睡眠・休養への高い意識
  • 西川のマットレス「AIR」愛用:遠征にも持参し、質の高い睡眠を常に確保。
  • オフシーズンのリフレッシュ重視:必要に応じて試合数を減らし
    肉体・精神のリカバリーを優先する柔軟な戦略。
メンタルの強さと冷静さ
  • 大舞台での集中力:マスターズ優勝をはじめ、プレッシャーのかかる局面でも動じないメンタルが武器。
  • 感情をコントロール:ミスしても表情に出さず、淡々と自分のプレーに集中できる。
家族の支え
  • 奥様・和田芽緯さんのサポート:英語が堪能な奥様が海外生活を支え、心の安定につながっている。
  • 家族第一:家族を大切にし、プライベートでも充実した時間を過ごしている。
フィジカル面の強化
  • トレーニングによる体幹強化:飛距離を生みつつもブレないスイングの土台は
    継続的なフィジカルトレーニングに支えられている。


圧倒的な努力×緻密なコンディション管理×ぶれないメンタル
これが松山英樹選手を世界トップレベルに押し上げる秘訣だと感じます。
彼の活躍を心から応援しリスペクトします。

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