野球界を圧巻!最強ピッチャー!山本由伸の筋トレ・トレーニング方法

アスリート
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160キロを超える剛速球と切れ味鋭い変化球を自在に操り
日本プロ野球界を席巻し続けてきた山本由伸選手。
決して大柄ではない身体から繰り出される圧巻のピッチングは
国内のみならずMLBでも注目を集めています。
なぜ彼はこれほどまでに打者を圧倒し続けることができるのか。
その裏には、徹底した筋力トレーニング、緻密な食事管理、そして回復を最優先する睡眠など
誰もが真似できるわけではない圧倒的な努力と自己管理術がありました。
この記事では、山本由伸選手の活躍の秘訣に迫ります。

山本由伸の筋トレ・トレーニング方法①

野球

野球は、9人ずつの2チームが攻撃と守備を交互に行い、得点を競うスポーツです。
攻撃側はピッチャーが投げるボールをバットで打ち、塁を回ってホームに戻ることで得点を獲得します。
守備側は打球をキャッチし、ランナーをアウトにすることで攻撃を阻止します。
9回までの攻防で得点が多いチームが勝利するのが基本ルールです。

野球の歴史についての記事→ 野球界の至宝 大谷翔平の筋トレ・トレーニング方法 規格外スーパー筋トレ

山本由伸

山本 由伸(やまもと よしのぶ 1998年8月17日 )
岡山県備前市出身のプロ野球選手(投手)右投右打
身長 178cm 体重 80kg
MLBのロサンゼルス・ドジャース所属。

2016年ドラフト4位指名でオリックスに入団。
彼の活躍はここから始まった。

2023年オフにMLB挑戦を表明し、ロサンゼルス・ドジャースと契約。
彼の更なる飛躍に全世界が驚愕!

山本由伸の凄さ

1. 圧倒的な投球成績(日本プロ野球時代)
  • 3年連続投手四冠(2021~2023年):
    ➤ 防御率、勝利数、奪三振、勝率すべてでトップ。
  • 沢村賞3年連続受賞(NPB史上初):
    ➤ 日本の最優秀投手に贈られる栄誉を前人未踏の3連覇。

主な成績例(2023年)

  • 防御率:1.21
  • 勝利数:16勝(4敗)
  • 奪三振数:169
  • WHIP:0.88(出塁を極端に許さない)
2. 多彩かつ精密な球種
  • ストレート:最速159km/h、平均150km/h超。
  • フォーク:空振り率が高く、決め球として抜群の威力。
  • カーブスライダーカットボールツーシームなど、6種類以上の球種を自在に操る。

「球速 × 球種 × コントロール」の三拍子がそろった完成度の高い投手。

3. 高い野球IQと冷静なマウンドさばき
  • 状況判断力と配球の的確さは日本でもトップレベル。
  • 自分の調子や打者の反応を見て、球種の使い分けが非常に巧み。
  • プレッシャーのかかる場面でも表情を変えず淡々と投げる。
4. メジャーリーグ移籍と即適応
  • 2024年、ロサンゼルス・ドジャースにポスティング移籍
  • MLBでも即エース級の活躍。デビュー戦では日本人最多奪三振を記録し、初勝利。
  • ボールの違いやマウンドの硬さなど、環境の変化にもスムーズに適応。
5. トレーニングと自己管理の徹底
  • 徹底したルーティン」と「食事・睡眠管理」によって常に高いパフォーマンスを維持。
  • 筋トレや柔軟性トレーニング、ピラティス、体幹トレにも力を入れており、故障が少ない。

「日本球界の完成形投手」と称され、技術・体力・精神力すべてがトップレベル。
NPBで圧倒的な実績を積み、MLBでも通用する能力と順応力を持つ真のエリートピッチャーです。

山本由伸の球歴

少年・中学時代
  • 出身地:岡山県備前市
  • 小学校時代:伊部小学校で「伊部パワフルズ」に所属。
  • 中学校時代:備前中学校では軟式野球部に所属。中学3年時、県大会で好投を見せ注目される。
高校時代:都城高等学校(宮崎県)
  • 学校名:宮崎県立都城高等学校
  • ポジション:高校入学時は外野手 → 投手へ転向。
  • 甲子園出場歴:なし
  • 宮崎県大会では好投を続けたが、甲子園出場は果たせず。
    それでもスカウトの目にとまり、プロ志望届を提出。

高校3年時、球速150km/h超を記録し一気に注目投手に。

🇯🇵 プロ入り:オリックス・バファローズ(2017年~2023年)
  • ドラフト:2016年ドラフト4位指名でオリックスに入団。
  • プロ初登板:2017年8月20日(当時19歳)
  • 2019年から先発ローテーション入り。
  • 2021年~2023年:3年連続投手四冠&沢村賞という前人未踏の偉業を達成。
  • 2022年:WBC日本代表選出、オリックスの日本一に大きく貢献。
🇯🇵 侍ジャパン(日本代表)
  • 2019年 プレミア12:日本代表に初選出。
  • 2021年 東京オリンピック:日本の金メダルに貢献。
  • 2023年 WBC:世界の強打者相手にも堂々とした投球で存在感を示す。
🇺🇸 メジャーリーグ:ロサンゼルス・ドジャース(2024年~)
  • ポスティング移籍:2023年オフにMLB挑戦を表明し、ロサンゼルス・ドジャースと契約。
  • 契約内容:12年総額3億2500万ドル(約470億円)で、日本人選手史上最高額。
  • MLBデビュー:2024年4月、日本開幕シリーズの韓国戦でデビュー。
  • 初登板では奪三振ショーを見せ、MLB初勝利も記録。
時期所属備考
小・中学生伊部パワフルズ、備前中軟式野球で基礎を築く
高校都城高(宮崎)ノンプロ名門校ながら甲子園未出場
2017–2023年オリックス・バファローズNPBで無双状態、沢村賞3連覇
2024年~ロサンゼルス・ドジャース(MLB)歴史的契約でメジャー挑戦

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

山本由伸の年棒

山本由伸選手の年俸について、NPB(オリックス)時代と
MLB(ロサンゼルス・ドジャース)移籍後の契約内容をわかりやすくまとめました。

🇯🇵 NPB(オリックス)時代の年俸推移
  • 2017年(NPBデビュー):500万円
  • 2018年:800万円
  • 2019年:4,000万円
  • 2020年:9,000万円
  • 2021年:1億5,000万円
  • 2022年:3億7,000万円(球団最速で3億円突破)
  • 2023年:6億5,000万円(自身最高年俸)

通算7年間で約13億1,300万円の年俸を獲得し
年平均は約1億8,800万円。

🇺🇸 MLB(ロサンゼルス・ドジャース)移籍後の契約内容
  • 2024年契約:12年総額3億2,500万ドル(約470億円)
  • サインボーナス:5,000万ドル
  • 平均年俸:約2,708万ドル(約39億円)
  • 2025年の年俸
    • 基本給:1,000万ドル(約14.3億円)
    • 合計年収(基本給+ボーナス込み):約1,833万ドル(約26億円)

※2024年は基本給500万ドル
契約一時金を含めて総額5,500万ドル(約78.6億円)
想像を絶する桁違いな金額。

所属・年度年俸(円)
オリックス(2023年)約6億5,000万円
ドジャース(2025年)基本給約14.3億円
ドジャース(2025年)総収入約26億円

NPB時代は、若手時代から活躍に応じて急成長。2023年には自身最大の6.5億円に到達しました。
MLB移籍後は、12年契約、約470億円と歴代投手でも最高クラス。
初年度の2024年だけでサインボーナス等を含めて約79億円を受け取り
2025年も約26億円を稼ぐなど、NPB時代のスケールを大きく超えています。

山本由伸の学歴

学歴・所属校

学年学校
小学校備前市立伊部小学校(岡山県備前市)
少年野球チーム「伊部パワフルズ」に所属
中学校備前市立備前中学校硬式野球チーム「東岡山ボーイズ」に所属(投手兼二塁手として全国大会出場)
高校宮崎県立都城高校当初は野手(主に三塁手)
1年秋から投手へ転向(投手として急成長)
学生時代のエピソード

小学校〜中学校

  • 父親指導の「伊部パワフルズ」で野球を始め、小6で全国大会出場
  • 中学では「東岡山ボーイズ」に所属し、二塁手兼投手として全国大会出場経験あり

高校時代(都城高校)

  • 野手から投手へ転向
    • 入学当初は三塁手でしたが、1年秋に監督・コーチからの勧めで投手専念
    • このきっかけが山本選手の投手人生を大きく開いた転機となりました。
  • 球速の急成長
    • 1年秋:120km/h台 → 140km/h台に上昇。
    • 2年春:147km/h、2年夏には150km/h超を記録し、準優勝に貢献
    • 2年秋にはノーヒットノーランや5回完全試合などでスカウトの注目を集めました。
  • 注目度アップとドラフトへ
    • 高3春までに球速150km/h超え、地元スカウトが20人以上集まる注目選手に。
    • 甲子園には出場しませんでしたが、地方大会の成績からドラフト4位でオリックス入団
  • 恩師との絆
    • 森松賢容監督・石原太一監督らが才能を見抜き、特に石原監督は敗退後
      「敗戦は自分の責任」と涙ながらに語ったとされています。
      山本選手はその後、日本シリーズで恩師に感謝を伝えるエピソードもあります。

  • 基礎形成:少年期から全国大会級の環境で競い合い、野球への土台を築いた。
  • 転機:都城高校で野手から投手へ大胆に転向し、球速や制球力を飛躍的に成長。
  • 成果:高校2年〜3年にかけて圧倒的な成績を残し、スカウト注目→ドラフト入団。
  • 人間性:恩師への感謝と粘り強い姿勢を持ち合わせる精神性が、現在の成功にもつながっている。

山本由伸選手は、環境・指導・自身の努力・人間性
すべてが絡み合ってプロ入り前から頭角を現し
今の投手としての地位を築いています。

山本由伸の家族構成

  • 父:忠伸さん(やまもと ただのぶ)
    • 地元東岡山工業高校出身の元高校球児。社会人野球も経験し、会社員として勤務。
    • 息子の由伸選手が所属した少年野球チーム「伊部パワフルズ」のコーチも務め
      野球の基礎や熱意を教えました。
  • 母:由美さん(やまもと ゆみ)
    • 一般の方で職業は公表なし。
      子育てに熱心で、MLB移籍時も生活面を支えるため世界中の情報収集を行い
      山本由伸選手の安心を支えています。
    • 一般人ながら英語教師経験を持ち、現在は岡山で英会話教室を経営する実業家。
    • 英語面のサポート役として重要な存在で、MLB移籍の際には交渉や書類対応でも助けています 。
  • 由伸選手(末っ子)
    • 4人家族の末っ子として、家族から多方面の支えを受けています 。
父と少年時代

父・忠伸さんが少年野球チーム「伊部パワフルズ」のコーチを務め
由伸選手はそこで野球を始めました。
同チームは小学6年で全国大会出場。父子で全国の舞台に立った経験は貴重な想い出となる。

幼馴染・頓宮裕真との関係

実家が隣同士だった頓宮捕手(オリックスバッファローズ)と共に伊部パワフルズに所属し
小学校時代からのチームメイト。
息の合った幼馴染コンビはファンにも「奇跡の幼馴染」と称されています。

海外移籍を支える母の動き

母・由美さんは海外でのネットワーク作りに積極的で
大谷翔平選手の家族との交流や現地生活情報の収集など、家族の支援に励んでいます。

英語面のサポート役・姉

英会話教室を運営する姉はMLB移籍時の英語コミュニケーションや手続きで重要な支援役。
実際に球団交渉の場に同席するなど、兄の国際舞台での活躍を裏で支えるキーパーソンです 。


山本由伸選手は、父の熱意と技術指導、母の献身的な生活支援
姉の語学・交渉面でのサポートという3人の家族からの多角的支援を受けています。
家族の絆が、選手としての成長と安定した活躍を後押しし
「家族との関係」が現在の成功に欠かせない礎となっていると感じます。

山本由伸の筋トレ・トレーニング方法②

野球のピッチャーにとって、球速・制球力・スタミナ・故障予防すべてに関わる
「筋力」は極めて重要です。
トレーニングのポイントは、シーズン中とオフで内容は調整する
可動域を保つストレッチとモビリティエクササイズもかなり重要になります。
筋肥大より機能的な筋力とバランスを優先し、過度なウエイトで肩肘を酷使しないこと。

ピッチャーに必要な筋トレ(上半身)

上半身 肩・肩甲骨まわり(怪我予防・リリース精度)
肩は消耗しやすいため、筋力と可動性の両立が重要です。

上半身 腕・前腕(握力・ボールコントロール)
ボールの握りや回転数に関わる部位です。

回旋筋腱板(ローテーターカフ)

  1. チューブまたはバンドを手のひらを上に向け握り、肩幅で持ちます(肘は90度に曲げる)
  2. 肘を脇腹につけたまま、横に引っ張ります
  3. この動作を10回~20回程度繰り返します(計3セット)
    ※引っ張る際、背中を反らせないよう注意。

※棘上筋・棘下筋など肩の安定筋、肩のインナーマッスルの強化。怪我予防。

リアレイズ
  1. 両手にダンベルを持って立ち、45度ほど前屈させる(自分に合った角度)
  2. 両手同時にダンベルを後方へ引き上げていく
  3. 肩の高さまで持ち上げたら、少しの間停止する
  4. その後、ゆっくりと元に戻していく

※肩甲骨の位置を整える、肩インナーマッスルの強化。

ハンマーカール
  1. 足を肩幅に開き、手のひらが内側に向くようにダンベルを両手に持ちます。
  2. 背筋を伸ばし、肘を固定したまま、ダンベルを肩の高さまで持ち上げます。
  3. 肘が伸びきる手前まで、ゆっくりとダンベルを下ろします。
  4. 3〜4の動作を繰り返します。

※上腕二頭筋、上腕筋、腕橈骨筋わんとうこつきん(前腕の一部)。握力を強化。
※前腕の回内・回外筋(前腕の一部)のバランス強化

リストカール

1.ダンベルを指先ギリギリで持ち、巻き込むようにして持ち上げる。
※しっかり前腕を意識すること。

※前腕の筋持久力向上

ピッチャーに必要な筋トレ(体幹)

体幹(軸の安定と回旋動作)
体幹が弱いと、下半身からのパワーが上半身へ伝わりにくくなります。

デッドバグ
  1. 仰向けに寝て、腕を肩の高さで伸ばし、両足を90度に曲げます。
  2. 腰を床に付けたまま、片方の腕と反対側の足をゆっくりと床に近づけます。
  3. 腕と足は床につかないように、ゆっくりと元の状態に戻します。
  4. 反対側も同様に行います。

※腹筋・背筋のバランス強化。

メディシンボールツイスト
  1. 床に座り、胸の前でメディシンボールを持つ
  2. 膝を90度に曲げ、上体をやや後傾させる
  3. 腹筋に力を入れた体勢のまま上体をリズムよくひねる
    ※腕だけでなく上体をしっかりひねる。
    ※瞬発力アップにも効果が期待できる。

※回旋動作の強化身体の軸をぶらさず、ピッチングの安定感を向上させます。

メディシンボールスラム
  1. メディシンボールを両手で持ち、頭上まで持ち上げます。
  2. 力を込めて床に向かってボールを叩きつけます。
  3. ボールを拾い、繰り返します。

※投球に似たパワー動作の強化、爆発的なパワー強化。
全身の筋力アップに加え、特に体幹と肩、腕の強化に効果的です。 ストレス解消にもなります!

ピッチャーに必要な筋トレ(下半身)

下半身(地面反力の出力源)
ピッチングは「下半身主導」が基本。
軸足からの力を効率よくボールに伝えるために必須です。

フロントスクワット
  1. 両足を肩幅程度に開き、バーベルを体の前方で担ぐ
    ※手のひらを上に向け、ヒジをバーベルの前に突き出し、なるべく高い位置で保ちます
  2. 身体を立てた状態でゆっくりしゃがむ
    ※背筋は常に伸ばし、かかとは常に床につける。
  3. ある一定までしゃがんだら、姿勢を崩さないように瞬間的に立ち上がる。

※「大腿四頭筋だいたいよんとうきん」の強化。脚力・股関節の可動性の向上。
太ももの前の筋肉、膝を伸ばしたり股関節を曲げたりする働きがあります。

ブルガリアンスクワット
  1. 椅子やベンチの60~90cmほど前に背を向けて立ち、片足を乗せる。
  2. 胸の辺りで手を組み、胸を張って背筋を伸ばす。
  3. お尻を後ろに引くイメージで、膝が90度になるまでゆっくりと腰を下ろす。
  4. ゆっくりと腰を上げて元の体勢に戻る
  5. 反対の足でも同様に行う
    ※膝がつま先よりも前に出ないようにする
    ※ぐらつかないよう腹筋を使うことによるお腹まわりの筋肉強化も期待できる

※片足での安定性、体幹との連動性の強化。

ダンベルデッドリフト
  1. 腰幅程度に足を開いて立ちます。
  2. 両手にダンベルを持ち、ダンベルをスネや太ももに沿わせながら股関節と膝を曲げ、体を下していきます。
  3. ダンベルが足首まできたら、スネや太ももに沿わせながら元の姿勢に戻ります。
  4. この動作を繰り返します。

※ハムストリングと臀部の強化、脊柱起立筋の強化。
脊柱起立筋せきちゅうきりつきん」背骨の両脇にある筋肉。重力に対抗して体を保つ働きがあります。
中腰で物を持っても体勢を崩さないのは、脊柱起立筋が常に力を発揮しているからです。

山本由伸の筋トレ哲学

山本由伸選手は単純な筋肥大ではなく、投球動作に必要な筋力と可動域を両立することを重視しています。
特に股関節の柔軟性とパワー発揮を両立するため
スクワットでも深さ(可動域)と姿勢を大切にしています
デッドリフトでハムストリングと臀筋を鍛えつつ、腰を痛めないフォームを徹底。
これにより下半身から上半身への力の伝達効率が向上し、160km/h超の球速にも繋がっています。

投球動作の軸を安定させるため、体幹トレーニングを欠かしません。
(プランク系、メディシンボールスロー)
由伸選手自身が
「投げる時、下半身と上半身を繋ぐのは体幹。ここが弱いと意味がない」と語っています。

肩・肩甲骨まわりのケアとトレーニング、インナーマッスルの強化を重視しており
チューブトレーニングなどを取り入れ、怪我予防と安定性を両立。

MLB移籍後も「筋肉量を増やすより、しなやかさと使える筋力」を意識。
体格の大きい外国人選手に負けないパフォーマンスを支えているのは
この“機能性重視”の筋力強化です。

オフには徹底的に土台を鍛える一方、シーズン中は疲労管理を最優先。
「疲労でフォームが崩れるのが一番良くない」という意識で、負荷調整を細かく行います。

山本由伸選手が筋トレで意識すること
  1. 投球動作に直結する下半身・体幹強化
  2. 肩のインナーと肩甲骨周りの安定性向上
  3. 可動域と柔軟性を保ったまま機能的な筋力をつける
  4. オフとシーズン中でトレーニング内容を調整
  5. 常に「怪我をしない身体作り」を第一優先にする

これにより、彼はプロ野球でもMLBでも
トップクラスの成績を維持しています。

アスリートの体を作る食トレ

アスリートは当然トレーニングを頑張ることが必要です。
それと同じくらい「栄養摂取」が重要な意味を持ちます。
ヒトの身体はヒトが食べたものでできています。
主に高いスピードやパワー発揮が必要な陸上競技選手が
パフォーマンスを高める上で必ず押さえておきたい栄養摂取のポイントを紹介していきます。

炭水化物

三大栄養素の一つである「炭水化物」は、大きく分けて「糖質」「食物繊維」に分けられます。
糖質は激しい運動を行う上で必須のエネルギー源。
糖質は、体内で「グリコーゲン」という物質に変化し、筋肉や肝臓に蓄えられるる。
ヒトの身体では、おおよそ筋肉に1500kcal分、肝臓に500kcal分のグリコーゲンを貯蔵することができるようになっていると研究結果があります(もちろん個体差有り)トレーニングされたアスリートは、このグリコーゲンの貯蔵量が一般人よりも多いと言われています。
また、このグリコーゲンは体内に大容量を貯蔵できない、しかも貯蔵量が減るだけで筋力やパワー、持久性が落ちてしまいます。
なので、試合で高いパフォーマンスを発揮するためにも、より良いトレーニングを行いトレーニング効果を高めるためにも、グリコーゲンの貯蔵量を増やし、維持することが必要
そのためには糖質の摂取が重要になってきます。

グリコーゲンを不足させない!運動量に見合った糖質摂取が重要!

スプリントトレーニングを行う選手は、体重1㎏あたり最低6g以上の確保は必須。
体重60㎏の人であれば、糖質だけで1500kcal前後の摂取が好ましい。
ごはん100g(小盛り1杯)156kcal、糖質35.6gです。
ごはん150g(中盛り1杯)234kcal、糖質53.4g。
ごはん250g(大盛り1杯)390kcal、糖質89.0gです。 ※(小盛り、中盛り、大盛りの量は目安の量)
ごはん1合は、生のお米で150gで、炊くと約330gになります。この場合のカロリーは515kcal、糖質117.5gです。

※ スプリントトレーニングとは、短時間に全速力で走ることで、筋肉の反応速度や力強さを鍛えるトレーニングです。
陸上競技の短距離種目や、サッカー、野球などのスポーツで効果的に行われます。

タンパク質

タンパク質は筋肉だけでなく、腱や骨、血液などの身体のほぼ全ての組織を作る材料と言っても過言ではありません。 身体を強くし、身体能力の性能を高める上でタンパク質は欠かせない栄養素です。
このタンパク質は、1日体重1kgあたり2g以上は摂るようにしましょう。
運動パフォーマンスを効果的に高めるだけではなく、怪我を防いだり、トレーニングからのリカバリーを促すことにもつながります。
トレーニング後はタンパク質の合成が高まりやすくなっており、プロテインを摂取することで、より筋肉をつきやすくでき、相乗効果を狙えます。  (※諸説有り)
しかし、最も重要なのは1日全体のタンパク質の総摂取量です。
いくらトレーニング直後にプロテインを飲んでいるからといって、全体量が疎かになっていると、肉体能力の向上は見込めません。

※赤身の牛肉100gにおおよそ20gのタンパク質が含まれていると言われています
  詳しくはこちらから
 アミノ酸の種類と働き。 最も必要な栄養素プロテイン。

脂質

脂質は余分な脂肪の増加につながるので、出来るだけ摂取しないようにした方が良いという考えが多いです。
しかし、脂質の摂取を減らしすぎるとパフォーマンス低下に繋がってしまうこともあります。
脂質は、筋肉の増加に関わる「テストステロン」というホルモンの分泌量に関わっています。
このホルモンのレベルを維持するためにも、ある程度の脂質の摂取は必須。
総摂取カロリーの20%は脂質を摂取することが望ましいと言われています。
体重1kgあたり1gが好ましいです、体重60kgの人で60gです。
 ※肉類、魚介類、卵類、乳製品、油、ナッツ類、穀類、これらに多く脂質が含まれている。
  鯖の切り身100gあたりのカロリーは211kcaです。
  たんぱく質は20.6g、脂質は16.8g、炭水化物は0.3g含まれています。

ただ、脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持ち、摂りすぎると体脂肪の増加に繋がります。 
普段の摂取量をきちんと把握しコントロールするのが重要です。

山本由伸の食事哲学

連戦が続くシーズン中でも体調を崩さないよう、栄養バランスを最優先。
特にタンパク質と炭水化物の摂取タイミングを意識し
練習後、登板後にはすぐにプロテインや食事で補給
炭水化物も極端に減らさず、グリコーゲンを満たす。

鶏肉・牛肉・魚・卵などをバランス良くローテーションしアミノ酸スコアを最大化。
同時にビタミンB群(豚肉など)や鉄分(赤身肉)も意識して摂取することで
疲労回復と持久力を両立

MLB移籍後も、必要以上に体重を増やすのではなく
機能的な筋力とスピードを維持できる適正体重を維持
オフは食事量を増やしトレーニングとセットで筋力アップ
シーズン中はパフォーマンス優先で体重を安定させる。

ヨーグルトや発酵食品を取り入れ、腸内環境改善を意識
これにより免疫力が高まり、風邪や疲労感予防にも繋がっています。

暑い夏場の登板でスタミナ切れを起こさないよう、水分と電解質補給を徹底
試合前には塩分タブレットやスポーツドリンクでナトリウムも補充。

山本由伸選手の食事で重要視すること
  1. 登板後・練習後の早期タンパク質補給
  2. 炭水化物を極端に制限しない
  3. 鶏・牛・魚・卵など多様なタンパク源
  4. 腸内環境を整え免疫力アップ
  5. 適正体重の維持と水分・塩分管理

この食事管理が、シーズンを通して安定した成績と怪我の少なさ
そして160km/hを超える球速維持に繋がっています。

アスリートの体を作る睡眠

睡眠の重要性を示したイラスト

リラックスし、緊張した筋肉を緩め、ダメージが蓄積した筋肉細胞を癒し
修復し、更に強く超回復させる事
これを繰り返し積み重ねることで健康的でしなやかな筋肉が手に入ります。
筋肉を大きくするには適切な負荷と、必要な栄養、そして質の良い睡眠が不可欠です。

睡眠中に分泌される成長ホルモンや男性ホルモンの一種テストステロンなどの働きで筋肉の修復
形成が行われます。
また、脳の情報整理や記憶の強化が行われ、学習能力が向上します。
そして健康の維持に最適し、うつ病や不安障害のメンタルリスクを軽減する。
しっかりとした睡眠時間の確保と質の良い眠りが筋肉成長、頭脳発達、精神の安定に繋がります。

筋肉はトレーニングの最中に成長し大きくなるのではありませんね(笑)

睡眠不足の悪影響

睡眠不足は筋肉や頭脳、心の育成だけではなく、様々な場面で悪影響を及ぼします。
睡眠リズムが乱れると、睡眠に関係するホルモン(メラトニン)が著しく減少します
眠りが極端に浅くなり、体温調節、ホルモン分泌が乱れ、身体の疲労回復が困難になります。
さらに睡眠中に行われる、溜まった脳の情報整理も滞り、ストレスが増加します
これらは日中の耐え難い倦怠感に繋がります。

睡眠不足は本人だけでなく、周りの人に悪影響を与えることは科学的に証明されています
不機嫌なイライラした人には近寄りたくないと思うのは当たり前のことです
これがビジネスの現場ならチームの連携や協力に支障が出ます、信頼関係の崩壊になりかねません。

質の良い睡眠の正解とは?

不眠大国日本と言われるほど、子供から大人までしっかり眠れていないのが現状です
日本の都会の夜は明る過ぎるとか、寝る前のスマホ、ストレス、食生活、騒音、寝具、環境など
原因を上げればキリがありません。
正しい睡眠時間も、年齢によって変わります、季節によってもかなり左右され
もっと言えばその週、その日でも、疲れ具合によって変化すると思います。
人によってはショートスリーパーなどと呼ばれる人もいるほど
効果的な睡眠時間は人それぞれと言えます。

何が正解かは日々の睡眠の結果を見るしかないと考えます
世の中に溢れる、睡眠に良いとされる情報を探し、検証するのが正解だと感じます。

※睡眠に役立つ情報 より良く生きるための基礎=睡眠

山本由伸の睡眠哲学

回復最優先の睡眠時間確保が重要。
「どれだけ練習しても、睡眠が足りなければ意味がない」という考えを持ち
7~8時間以上の確保を徹底しています。
練習や登板の疲労を完全に抜くため、シーズン中は特に睡眠時間の前後を調整。

睡眠環境の最適化の模索。
枕やマットレス選びにこだわり、腰痛や肩こりを防止。
部屋を暗く静かな環境に整え、質の高い深い睡眠をとることを重視。

ナイトゲームなどで生活リズムがズレるため
試合前日は早めに布団に入って身体を休めることを意識。
練習後や移動中に20~30分程度の仮眠を取り、脳と身体の疲労をリセット。
寝る直前のスマホ使用を極力控え、寝つきの良さと深い眠りを維持。

山本由伸選手が睡眠で重要視すること
  1. 7~8時間以上の睡眠確保(回復最優先)
  2. 枕やマットレスなど環境最適化
  3. 昼寝(パワーナップ)の活用
  4. 試合前日の早めの就寝
  5. 寝る前のスマホ控えで深い睡眠

この徹底した睡眠管理が彼の驚異的なスタミナと球速維持
シーズン通しての安定感を支える土台になっています。

山本由伸の筋トレ・トレーニング方法・活躍の秘訣まとめ

驚異的なフィジカルと柔軟性
  • 身長178cmとMLB投手としては大柄ではないが
    全身のバネと可動域の広さで160km/h超のストレートを投げる。
  • 特に股関節や肩甲骨周りの柔軟性を重要視し、球速と制球力の両立を実現。
多彩な変化球と抜群の制球力
  • ストレートだけでなく、スプリット・カーブ・カットボール・スライダーと球種が豊富。
  • 全球種でストライクが取れるコントロールがあり、打者に狙い球を絞らせない。
筋力トレーニングの徹底
  • 下半身強化(スクワットやデッドリフト)、体幹トレーニングを軸に
    速球に必要な瞬発力と長いシーズンを戦うスタミナがある。
  • フォームを崩さずに投げるための機能的筋力を重視。
食事管理
  • タンパク質摂取タイミング(練習後・登板後)を最重要視。
  • 鶏肉・牛肉・魚・卵など多様なタンパク源でアミノ酸バランスを最大化。
  • 腸内環境を整えるためヨーグルトや発酵食品も積極的に摂取。
睡眠管理
  • 7~8時間以上の睡眠を確保し、登板後の疲労回復を最優先。
  • 昼寝(パワーナップ)も活用し、移動時でもコンディション維持を徹底。
  • 枕・マットレスなど寝具環境にもこだわる。
メンタルの強さ
  • 「自分を信じるメンタル」「打たれても切り替える冷静さ」が投球に安定感を与える。
  • どんな打者相手でも自分の投球スタイルを貫く自信がある。
総括

柔軟性と筋力の両立
多彩な球種と制球力
計算された食事・睡眠管理
強靭なメンタル

これらを一切妥協せず追求し続ける姿勢こそが、NPB最高投手。
そしてMLB挑戦でも活躍する彼の真の強さです。

彼のプロ意識の高さ、努力を心からリスペクト。
更なる活躍を期待し応援しています。

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