野球界の至宝 大谷翔平の筋トレ・トレーニング方法 規格外スーパー筋トレ

アスリート
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投打の二刀流でメジャーリーグを席巻し続ける唯一無二の存在、大谷翔平。
投手としても打者としても超一流の成績を残し、世界中の野球ファンを魅了しています。彼の速球は160km/hを超え、本塁打はスタジアムの天井に届くほどの飛距離。
まさに異次元の才能を持つアスリート。
本記事では、大谷選手の身体能力や筋トレ、トレーニング方法、その規格外の凄さを簡潔に紐解きます。

大谷翔平の筋トレ・トレーニング方法①

ベースボール

野球は、9人ずつの2チームが攻撃と守備を交互に行い、得点を競うスポーツです。
攻撃側はピッチャーが投げるボールをバットで打ち、塁を回ってホームに戻ることで得点を獲得します。
守備側は打球をキャッチし、ランナーをアウトにすることで攻撃を阻止します。
9回までの攻防で得点が多いチームが勝利するのが基本ルールです。

ベースボール歴史

起源
野球の起源には諸説ありますが、18世紀頃のイギリスで遊ばれていた「ラウンダーズ(Rounders)」という球技が原型とされています。その後、アメリカに伝わり、19世紀に現在の形に近いルールが整えられました。

近代野球の誕生
1839年、アブナー・ダブルデイ氏が野球の原型を作ったという説があり、実際には1845年にアレクサンダー・カートライト氏がルールを整理し、ニューヨークで公式試合が行われたのが本格的な始まりとされています。

メジャーリーグの誕生
1869年、アメリカで初のプロ野球チーム「シンシナティ・レッドストッキングス」が誕生。
1876年には「ナショナルリーグ」が設立。
その後、1901年に「アメリカンリーグ」が創設され、現在のメジャーリーグ(MLB)の基盤が築かれました。

日本での野球の発展
日本には1872年(明治5年)にアメリカ人教師ホーレス・ウィルソン氏が伝えたとされ、学生を中心に広まった。
1903年には早稲田大学と慶應義塾大学による「早慶戦」が始まり、日本の野球文化が発展。
1936年にはプロ野球の前身である「日本職業野球連盟」が設立され、現在のNPB(日本プロ野球)へと繋がる。

国際化と現在の野球
20世紀には野球が世界中に広がり、特に中南米やアジアでも人気のスポーツになりました。
2006年には「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」が創設され、世界最強国を決める大会として注目。
現在も野球は進化を続け、MLBやNPBを中心に多くのファンを魅了し続る。

至宝 大谷翔平

大谷 翔平(おおたに しょうへい、1994年7月5日 ) 身長193cm 体重95kg
岩手県出身。右投左打。MLBのロサンゼルス・ドジャース所属。

2023年のWBC
まだ記憶に新しい最高の瞬間。

全世界が注目したエンジェルス時代。

幼なさが残る日本ハムファイターズ入団当初。

大谷翔平の球歴

小学2年生の時に野球を始める。

高校3年生の時に当時のアマチュア野球最速の球速160 km/hを記録。

2012年のNPBドラフト1位で北海道日本ハムファイターズから単独指名される。

2013年の入団以降「二刀流」の選手として試合に出場。同年、プロ初勝利、初本塁打を達成。

2014年には11勝、10本塁打で日本プロ野球 (NPB) 史上初となる「2桁勝利・2桁本塁打」を達成。

2015年には最多勝利、最優秀防御率、最高勝率の投手三冠に輝いた。
しかし、打撃は不調のシーズンを過ごした。

2016年には、NPB史上初となる投手と指名打者の両部門でベストナインのダブル受賞に加え、リーグMVPに選出された。

2017年オフ、ポスティングシステムでメジャーリーグベースボール (MLB) のロサンゼルス・エンゼルスに移籍。

2018年シーズンでは、MLB史上初となる10登板&20HR&10盗塁の成績を残すなど二刀流の活躍し、日本人史上4人目の新人王を受賞。

2019年シーズンにはアジア人2人目、日本人初のサイクル安打を達成。

2020年シーズンは怪我及び怪我明けであったため、投打ともに不調となる苦しいシーズンを過ごした。

2021年シーズンでは、2001年のイチロー以来となる日本人史上2人目(アジア人史上でも2人目)のシーズンMVPとシルバースラッガー賞を受賞。
「スポーツ史上最高のシーズンTOP50」エンゼルス大谷翔平の2021年シーズンを1位に選定。
同月、AP通信の年間最優秀男性アスリート賞を受賞した。

2022年8月9日、MLBではベーブ・ルース以来約104年ぶりとなる、「1シーズンでの2桁勝利・2桁本塁打」を達成。10月5日、近代MLBで投手打者の両方で規定回に達した初めての選手となった。

2023年のWBCでは、日本代表に大きく貢献し、WBC史上初の2部門(投手部門・指名打者部門)でのオールWBCチームに選ばれ、MVPも受賞した。
シーズンでは日本人およびアジア人史上初となる最多本塁打を獲得。また、日本人史上2人目(アジア人史上2人目)となる2回目のシルバースラッガー賞を受賞し、さらに日本人史上初(アジア人史上初)の2回目の満票でのシーズンMVPも受賞。また、MLB史上初となる二度の満票MVP受賞者となった。
日本人およびアジア人としては史上初となるハンク・アーロン賞も受賞した。

2023年12月ロサンゼルス・ドジャースに移籍。

2024年シーズンは右肘の手術から復帰し指名打者に専念した。
MLB初の「1シーズン50本塁打、50盗塁」を達成、本塁打王(2年連続で2つのリーグでホームラン王)とアジア人初の打点王を獲得し、レギュラーシーズンとポストシーズンを通じて自身初及びチームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。
シーズンオフには、日本人史上2人目(アジア人史上2人目)となる3回目のシルバースラッガー賞、ハンク・アーロン賞(2年連続、MLB初の両リーグ受賞)、またMLB史上初となる2年連続3度目の満票シーズンMVPを受賞。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

周知のように、大谷翔平選手の詳しい球歴情報は不要ですね。
改めてまとめてみると嘘のような真実ばかりです!
現在進行形の伝説。

大谷翔平の家族構成

大谷翔平の父・徹さんは元社会人野球選手で、少年野球チームの監督も務める。
幼少期から大谷に野球の基礎を教え、「野球を楽しむこと」を大切に指導を行いました。

母・加代子さんは元バドミントン選手で、大谷の運動能力の高さは母譲りとも言われている。
高校時代、大谷が疲れた様子で帰宅すると、マッサージをしてケアするなど、献身的に息子を支える。

大谷翔平は幼少期から兄・龍太さんの影響で野球を始めました。
龍太さんも社会人野球選手として活躍し、翔平が高校時代にはアドバイスをすることもあったそうです。

大谷家は穏やかな生活を好み、謙虚な姿勢を貫いています。
大谷翔平がMLBでも成功しても、両親は「特別なことではなく、当たり前のことをしているだけ」と語る。
息子の活躍を静かに見守っています。

家族の広く大きな愛情は大谷選手の基礎を作ったのでしょう。
多少のことではグラつきもせず、決して崩れないタフな心を感じます。

大谷翔平の結婚

2024年2月末に結婚を発表しました。
相手は田中真美子さん、日本代表候補に選出された経験も持つ元バスケットボール選手です。
身長は180cm、なんともお似合いな素敵な夫婦でしょう。

大谷翔平選手と田中真美子さんの出会いは、2023年のスポーツイベントでのことでした。
彼らは共通の友人を通じて紹介され、すぐに意気投合。
田中真美子さんは元バスケットボール選手であり、スポーツに対する情熱や価値観が大谷選手と一致していたことが、二人の関係を深めるきっかけとなったそうです。

愛犬の大谷デコピンに寄り添う幸せの未来に心が暖かくなります。
大谷翔平選手の更なる飛躍は間違いないでしょう。

大谷翔平の高校時代

花巻東高校(2010 – 2012)
自身が中学3年時に春の甲子園決勝に進出した岩手県の花巻東高校のエース、菊池雄星に憧れ、同校へ進学。
「日本一になる」
「日本人最速となる球速163 km/hを記録する」
「ドラフトで8球団から1位指名を受ける選手になる」ことを目標に掲げた。

大谷はこの高校での寮生活について、良い環境であり自身が大きく変わるきっかけになったと後に語っている。
生活や娯楽に制限を受けたことで、何が正しいのかを考えて行動することの重要性を学んだという。
親以外の指導者から教わる経験も初めてであった。
監督の佐々木洋による『先入観は可能を不可能にする』(先入観を捨てることによって不可能が可能になる)という言葉を心に刻んだ。
入部後は監督の佐々木洋の「まだ骨が成長段階にある1年夏迄は野手として起用して、ゆっくり成長の階段を昇らせる」という方針により、1年春は「4番・右翼手」で公式戦に出場。
秋からエースを務め、最速147 km/hを記録。

2年春には最速151 km/hを記録し、第93回全国高等学校野球選手権大会初戦の帝京高校戦では骨端線損傷により右翼手として先発出場するが、4回途中から登板し、田中将大(駒澤大学附属苫小牧高校)に並ぶ甲子園での高校2年生最速タイ記録(当時)となる150 km/hを記録。
その後は治療に専念し、試合には打者限定で出場した。なお試合は7-8で敗退した。

3年生になる直前、2012年3月の第84回選抜高等学校野球大会初戦の大阪桐蔭高校戦は、5回まで2安打無失点6奪三振の好投を見せ、相手エースの藤浪晋太郎から本塁打も放ったが、最終的に8回2/3を11奪三振11四死球で9失点(自責5)で2-9で敗退。

3年生の夏、2012年度の全国高等学校野球選手権岩手大会の準決勝・一関学院高校戦の6回表2アウト満塁フルカウントからリリースした球はアマチュア野球史上初となる160 km/hを記録した。
しかし高校最後の全国選手権大会出場はならなかった。

野球環境の変化と生活規律を遵守したことで、心と考え方が大きく変化したことがわかります。
また、監督をはじめ、指導者の方々が彼の秘めた才能にいち早く気付いたことで
今の大谷翔平選手が在るのだと思います。

大谷翔平の筋トレ・トレーニング方法②

筋トレの頻度・筋トレ時間は?

大谷翔平選手は、シーズン中とオフシーズンで筋トレの頻度を調整しています。
オフシーズン中はほぼ毎日、約6時間のトレーニングを行い、筋力強化に取り組んでいます。
一方、シーズン中は試合の合間を縫って筋トレを行い、パフォーマンスの維持と調整を図っています。

試合やコンディションに応じてトレーニングの強度を調整しながら、
最大限のパフォーマンスを発揮できるように工夫しています。

本格的な筋トレはいつから?

大谷選手が本格的に筋力トレーニングを始めたのは、高校時代からです。
プロ入り後はさらに科学的なトレーニングを取り入れ、MLB移籍後は専属トレーナーと共にアメリカ流のフィジカルトレーニングを強化しました。

ベンチプレスMAXは?

大谷翔平選手のビッグ3(ベンチプレス、スクワット、デッドリフト)
ベンチプレスで推定 120〜140kg
スクワットで推定 180〜200kg
デッドリフトで 225kg

デッドリフトに関して、成人男性の平均が約66キロ、非常に高い数値です。

野球に必要な筋トレ(下半身強化)

動物の力の象徴、足腰。
アスリートの足腰の強さとパフォーマンスは比例します、下半身の筋トレは最重要筋トレ。

スクワット
  1. 足を肩幅よりも少し広めにし、つま先を30°程度外側へ向けて立ちます。両手は前で組みましょう。
  2. 胸を張った姿勢のまま、股関節と膝を曲げて体を下げていきます。お尻を後ろに突き出すように意識します。
  3. 太ももが床と平行の位置まで体を下げたら、股関節と膝を伸ばして元の姿勢に戻ります。
  4. この動作を繰り返します。

大腿四頭筋だいたいよんとうきん(太もも)ハムストリングス(裏もも) 大臀筋だいでんきん(お尻)に効果的。

バーベルスクワット

1. 足を肩幅程度に開く
2. バーベルを背中に担ぎ、手のひらを前にした状態で持つ
3. 膝がつま先より前に出ないように、ゆっくりと膝を曲げる
4. 膝が90度ほどになったらゆっくりと膝を伸ばす

大腿四頭筋だいたいよんとうきん(太もも)ハムストリングス(裏もも) 大臀筋だいでんきん(お尻)に効果的。
※重量器具を使用する場合は怪我のリスクを考えること、初心者は体重の20%〜40%の重量が扱う目安。

デッドリフト
  1. 両足を肩幅程度に広げる
  2. 肩幅程度に腕を広げつつ、手のひらを下にしてバーベルを握る
  3. バーベルを身体に沿わせながら持ち上げて姿勢をまっすぐにする
  4. バーベルをすねの位置までゆっくりと下ろす

※体幹を鍛えることでコアの安定性を高めるため、姿勢の改善につながる。
※瞬発力やバランス感覚が求められるスポーツのパフォーマンス向上につながる。
※正しく行わなければケガのリスクがある、特に初心者は低重量低回数で行うこと。

野球に必要な筋トレ(上半身)

プッシュアップ
  1. 肩幅の真下に手を置く
  2. 体幹をまっすぐにし、腹筋を意識する
  3. 肘を曲げて胸を床につけ、体を持ち上げる
  4. 肘関節を曲げて体を地面に付かない程度まで下げる
ベンチプレス
  1. フラット(平らな)ベンチに仰向けになる
  2. 仰向けに寝転がったら、背中がアーチになるように少し反るようにする
※肩甲骨を寄せる意識
  3. バーベルを持つ位置は下ろした時にひじが90度で床と平行になる位置
  4. バーベルをラックから持ち上げてセットする
  5. ゆっくりとバーベルを胸に下ろしていく
  6. 胸まで下ろしたら、バーベルを持ち上げる
ミリタリープレス

1.バーベル(ダンベル)を両手で持つ。     ※持ち手の幅は肩幅程度 バーベルが肩の高さになるように持つ
2.肩の高さからバーベルをゆっくり上にあげる。 ※上半身が反らないようにする 猫背にないようにする
3.肘が伸ばきる直前でゆっくり下ろす。

ダンベルカール
  1. 両手にダンベルを持ちます。
  2. 上体をしっかりまっすぐにし、肘を体の前で固定したまま肘を曲げてダンベルを持ち上げていきます。
  3. 上げられるところまで上げたら、ゆっくりと肘を伸ばして元の姿勢に戻ります。
  4. この動作を繰り返します。

野球に必要な筋トレ・プライオメトリクストレーニング(瞬発力強化)

ボックスジャンプ
  • 30〜60cmのボックスや段差へ飛び上がる運動。
  • 1度沈み込みそこから素早く飛び上がります。
  • その切り替えのスピードがトレーニング効果を出すために大事です。
  • しっかり腕も振って全身で動くことを意識してください。
  • 10回3セットから。
スプリットジャンプ
  • 手は腰に添え、足を前後に開き後ろ足の膝が地面に近づくよう下ろします。
  • そこからジャンプしつつ左右の足を入れ替えます。
  • 上半身が前後左右に倒れないようまっすぐ保つよう意識する。
  • 左右それぞれ10回3セットから。
    ※空中で体がブレないように意識すること。
バーピー
  • スクワットポジションから手を付き足を後ろに伸ばし腕立て伏せの姿勢になる。
  • 足を引き寄せ手を上に伸ばしながら上へジャンプ。
  • 10回2セットから。
    ※全身の筋トレ&心肺機能を高めるエクササイズ、かなりキツイ運動なので出来る範囲で無理せずに行うこと。

プライオメトリクストレーニングとは、筋肉を伸ばした後に急激に縮めることで瞬発的な筋力を高めるトレーニングの1つです。
ジャンプや投げる動作を取り入れることが多く、身体パフォーマンスの向上に期待できます。
※準備運動からこのプライオを行い、本格的な筋トレに移行するのが理想的。

メディシンボールスロー
  1. 肩幅に足を広げスクワットの状態を作る。
  2. そこから股関節、膝、足首の三関節を一気に伸展させボールを真上に放り投げる。
  3. 真上に高く投げることを意識する。

メディシンボールとは、重量のある丸いボール状のトレーニング器具。
筋力や体幹、柔軟性の向上などに使用される。
重量は1kg〜10kg程度とさまざまな種類がある。

大谷翔平の睡眠

大谷翔平選手は、卓越したパフォーマンスを維持するため、睡眠を非常に重視しています。
彼は1日10時間以上の睡眠を確保し、体の回復とパフォーマンスの向上に努めています。
具体的には、朝食のために一度起床し、その後再度睡眠をとる「二度寝」を取り入れ、合計で約10時間の睡眠時間を確保しています。

また、睡眠の質と体の回復度を正確に把握するために、「WHOOP(ウープ)」と呼ばれるデバイスを活用しています。このデバイスは、心拍数や血中酸素濃度、精神的ストレスのレベルなどを計測し、スマートフォンのアプリと連動してデータを管理しています。

さらに、就寝前には電子機器の使用を控え、リラックスできる環境を整えるなど、質の高い睡眠を確保するためのルーティンを実践しています。これらの習慣が、彼の高いパフォーマンスを支える重要な要素となっています。

アスリートの体を作る食トレ

アスリートは当然トレーニングを頑張ることが必要です。
それと同じくらい「栄養摂取」が重要な意味を持ちます。
ヒトの身体はヒトが食べたものでできています。
主に高いスピードやパワー発揮が必要な陸上競技選手が、パフォーマンスを高める上で必ず押さえておきたい栄養摂取のポイントを紹介していきます。

炭水化物

三大栄養素の一つである「炭水化物」は、大きく分けて「糖質」「食物繊維」に分けられます。
糖質は激しい運動を行う上で必須のエネルギー源。
糖質は、体内で「グリコーゲン」という物質に変化し、筋肉や肝臓に蓄えられるる。
ヒトの身体では、おおよそ筋肉に1500kcal分、肝臓に500kcal分のグリコーゲンを貯蔵することができるようになっていると研究結果があります(もちろん個体差有り)トレーニングされたアスリートは、このグリコーゲンの貯蔵量が一般人よりも多いと言われています。
また、このグリコーゲンは体内に大容量を貯蔵できない、しかも貯蔵量が減るだけで筋力やパワー、持久性が落ちてしまいます。
なので、試合で高いパフォーマンスを発揮するためにも、より良いトレーニングを行いトレーニング効果を高めるためにも、グリコーゲンの貯蔵量を増やし、維持することが必要
そのためには糖質の摂取が重要になってきます。

グリコーゲンを不足させない!運動量に見合った糖質摂取が重要!

スプリントトレーニングを行う選手は、体重1㎏あたり最低6g以上の確保は必須。
体重60㎏の人であれば、糖質だけで1500kcal前後の摂取が好ましい。
ごはん100g(小盛り1杯)156kcal、糖質35.6gです。
ごはん150g(中盛り1杯)234kcal、糖質53.4g。
ごはん250g(大盛り1杯)390kcal、糖質89.0gです。 ※(小盛り、中盛り、大盛りの量は目安の量)
ごはん1合は、生のお米で150gで、炊くと約330gになります。この場合のカロリーは515kcal、糖質117.5gです。

※ スプリントトレーニングとは、短時間に全速力で走ることで、筋肉の反応速度や力強さを鍛えるトレーニングです。
陸上競技の短距離種目や、サッカー、野球などのスポーツで効果的に行われます。

タンパク質

タンパク質は筋肉だけでなく、腱や骨、血液などの身体のほぼ全ての組織を作る材料と言っても過言ではありません。 身体を強くし、身体能力の性能を高める上でタンパク質は欠かせない栄養素です。
このタンパク質は、1日体重1kgあたり2g以上は摂るようにしましょう。
 ※赤身の牛肉100gにおおよそ20gのタンパク質が含まれていると言われています
  詳しくはこちらから アミノ酸の種類と働き
運動パフォーマンスを効果的に高めるだけではなく、怪我を防いだり、トレーニングからのリカバリーを促すことにもつながります。
トレーニング後はタンパク質の合成が高まりやすくなっており、プロテインを摂取することで、より筋肉をつきやすくでき、相乗効果を狙えます。  (※諸説有り)
しかし、最も重要なのは1日全体のタンパク質の総摂取量です。
いくらトレーニング直後にプロテインを飲んでいるからといって、全体量が疎かになっていると、肉体能力の向上は見込めません。

脂質

脂質は余分な脂肪の増加につながるので、出来るだけ摂取しないようにした方が良いという考えが多いです。
しかし、脂質の摂取を減らしすぎるとパフォーマンス低下に繋がってしまうこともあります。
脂質は、筋肉の増加に関わる「テストステロン」というホルモンの分泌量に関わっています。
このホルモンのレベルを維持するためにも、ある程度の脂質の摂取は必須。
総摂取カロリーの20%は脂質を摂取することが望ましいと言われています。
体重1kgあたり1gが好ましいです、体重60kgの人で60gです。
 ※肉類、魚介類、卵類、乳製品、油、ナッツ類、穀類、これらに多く脂質が含まれている。
  鯖の切り身100gあたりのカロリーは211kcaです。
  たんぱく質は20.6g、脂質は16.8g、炭水化物は0.3g含まれています。

ただ、脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持ち、摂りすぎると体脂肪の増加に繋がります。 
普段の摂取量をきちんと把握しコントロールするのが重要です。

大谷翔平の食事哲学

大谷翔平選手は、卓越したパフォーマンスを維持するため、食事に対して非常にストイックな姿勢を貫いています。彼の食事管理は、栄養バランスの最適化と徹底した自己管理に基づいています。

食事回数と摂取カロリー

大谷選手は、1日6~7回の食事を摂取しています。
これは、1日約4,500キロカロリーという高いエネルギー摂取を目指しているためです。
一般的な成人男性の平均摂取カロリーが約2,300キロカロリーであることを考えると、倍近いカロリーを摂取していることになります。

食事内容と栄養管理

食事内容は高タンパク・低脂質を基本とし、鶏胸肉、魚、卵、ブロッコリーなどを中心に摂取しています。
特に、1食あたり60gのタンパク質摂取を目標としており、ゆで卵を1回に3個食べることもあります。
また、血液検査を定期的に行い、自身の体に適した食材を選んでいます。
例えば、過去には血液検査の結果に基づき、卵の摂取を控えていた時期もありました。

自炊と食事のこだわり

シーズンオフやキャンプ中など、食事が提供されない際には自炊を行っています。
シンプルな味付けを好み、塩だけで味付けしたパスタや、大盛りご飯、卵6個、ブロッコリー山盛りといったメニューを自ら調理することもあります。
さらに、食事会などの場でも自身の食事管理を徹底しており、他の選手が多様な料理やお酒を楽しむ中、大谷選手のテーブルにはコップ一つだけということもあったとか。

好きな食べ物とその摂取

焼肉や寿司、甘いものが好物として知られていますが、体調管理のため、これらも適切な量と頻度で摂取しています。特にチョコレートを食べる際にはカカオ含有量の高いものを選び、糖分の摂取を抑えています。

食事管理のポイント

大谷選手の食事管理は、以下の点に重点を置いています。

  • 高タンパク・低脂質の食材選び:筋肉の維持とパフォーマンス向上のため、鶏胸肉や魚、卵、ブロッコリーなどを積極的に摂取しています。
  • 頻繁な食事回数:1日6~7回の食事を通じて、エネルギーを持続的に供給し、体力の維持に努めています。
  • 血液検査による体調管理:定期的な血液検査を行い、自身の体に合った食材や栄養素を選定しています。
  • シンプルな味付けと自炊:余分な調味料や脂質を避け、素材の味を活かしたシンプルな料理を自ら調理しています。

このように、大谷翔平選手は食事を「栄養補給」として捉え、徹底した自己管理と科学的アプローチで体調とパフォーマンスの最適化を図っています。

歳を重ねるごと体が大きくなっていく大谷翔平選手。
摂取栄養をコントロールし筋トレと質の良い休息を意図的に実践しているのでしょう。

超人 大谷翔平の筋トレ・トレーニング方法・偉業の秘訣まとめ

大谷翔平選手の卓越した活躍の秘訣は、以下の要素に集約されます。

科学的なメンタルトレーニング

高校時代、大谷選手はメンタルトレーナーの西田一見氏から「SBT(スーパーブレイントレーニング)理論」
を学びました。
この理論は、脳の構造と働きを理解し、ポジティブな情報を脳に送り込むことで、集中力やパフォーマンスを向上させる手法です。
具体的には、ポジティブな言葉やイメージを用いて脳の「扁桃核」に働きかけ、試合中の不安や焦りをコントロールする技術を身につけました。

徹底した自己管理と習慣

大谷選手は、食事や睡眠、トレーニングにおいても徹底した自己管理を行っています。
高タンパク・低脂質の食事を1日6~7回摂取し、1日10時間以上の睡眠を確保することで、体の回復とパフォーマンスの最適化を図っています。
また、定期的な血液検査を通じて自身の体調を把握し、必要な栄養素を適切に摂取しています。

明確な目標設定と継続的な努力

大谷選手は、常に高い目標を設定し、それに向かって努力を惜しみません。
高校時代からプロ入り後に至るまで、科学的なトレーニングとメンタル強化を継続的に行い、二刀流選手としての地位を確立しました。
このような明確な目標設定と努力が、彼の成功の大きな要因となっています。

これらの要素が相互に作用し、大谷翔平選手の卓越したパフォーマンスを支えています。科学的なアプローチと徹底した自己管理、そして強い意志と努力が、彼の活躍の秘訣といえるでしょう。
これからの大谷翔平選手により一層注目する必要があります、彼の限界はどこなのか、何を成し遂げるのか。
心からのリスペクトとを彼に、そして活躍を願っています。

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